8月13日(現地時間12日)シーズン再開後、ともに3勝3敗のウェスタンカンファレンス2位のロサンゼルス・クリッパーズと同3位のデンバー・ナゲッツが対戦した。
残りの2試合の結果次第では順位の入れ替えの可能性もある注目の一戦は、プレーオフを見越してか、序盤から互いに守備意識の高さが目立った。そんな中、リードを奪ったのはナゲッツ。ニコラ・ヨキッチを軸としたオフェンスで攻め立て、50-58と8点差で後半へ。
しかし第3クォーターに入ると、ポール・ジョージを中心にアウトサイドが決まりだしたクリッパーズが一気に逆転し、最大8点のリードを奪う。しかし、ナゲッツはサイズのあるラインナップでリズムを取り戻し、ジェレミ・グラントがインサイドとアウトサイド両方で存在感を発揮。残り0.4秒には、このクォーター15得点目となるグラントのダンクでナゲッツが90-92と再び逆転して最終クォーターを迎えた。
接戦で迎えた第4クォーター、ナゲッツのマイケル・マローン監督は前回試合のロサンゼルス・レイカーズ戦同様、勝負所でセカンドユニットに出場時間を与える采配。この隙を逃さず、クリッパーズはこのクォーターを34-19と圧倒的な展開で進め、124-111と最終的に13点差で勝利を収めた。ナゲッツはベンチからチームトップの25得点をあげたグラントの活躍も及ばず、2連敗を喫した。
クリッパーズはジョージの27得点、レナードの26得点に加え、シックスマンのルー・ウィリアムズの23得点と主力が活躍し、カンファレンス2位を確定させた。センターのイビツァ・ズバッツも出場時間21分で15得点12リバウンドをマークして勝利に貢献。離脱中だったモントレズ・ハレルも次のオクラホマシティ・サンダーとの最終戦で復帰との見込みで、プレーオフに向けてインサイド陣も準備が整いそうだ。