ブルズがボイレンHCを解雇。「フランチャイズが次のステップへと進む時が来た」と発表

ブルズで約2シーズン指揮を執ったボイレン[写真]=Getty Images

 8月15日(現地時間14日、日付は以下同)。シカゴ・ブルズがジム・ボイレンHC(ヘッドコーチ)を解雇したことを発表した。

 ブルズのバスケットボール運営部門のエグゼクティブバイスプレジデントを務めるアルトラス・カルニショバスは、リリースの中でこう語っている。

「今回の件は非常に難しい決断でしたが、我々のフランチャイズが次のステップへと進む時が来たということです。シカゴ・ブルズのバスケットボールが新たな道、時代へと動き出すための決断でした。ジムはすばらしい人物で、この組織とバスケットボールについてとても大切に思ってくれていました。彼のプロフェッショナリズムと組織への献身に感謝しています」。

 ボイレンはこれまで、ヒューストン・ロケッツやサンアントニオ・スパーズなどでアシスタントコーチ(AC)を務め、2015-16シーズンからブルズのアソシエイトHCに就任。昨季途中からブルズのHCへと昇格し、今季までの約2シーズンで123試合指揮を執り、39勝84敗(勝率31.7パーセント)を残してきた。

 NBAは15日にシーディングゲーム(順位決定戦)の最終日を迎え、翌16日からウェスタン・カンファレンス8位の座をかけたプレーインゲームズを開催。その後18日からプレーオフのファーストラウンドがスタートする。

 その一方で、21日には今年のドラフトロッタリー(指名順位の抽選会)が行われ、NBAファイナルが終了予定の10月中旬以降にドラフトが行われることになる。

「今日はレギュラーシーズン最終日。だから適切なタイミングだと思った。ロッタリーがもうすぐ行われ、ドラフトに向けて準備していくことになり、公式にオフシーズンとなるのだから、我々にとっていいタイミングだと思った」というカルニショバスの言葉どおり、ブルズはこの日、新たなスタートを切った。

 来季に向けて、ブルズが新たな指揮官としてどんな人物と契約を結ぶのかは気になるところだ。

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