8月18日(現地時間17日)、計16チームで争う「NBAプレーオフ2020」が開幕。フロリダ州オーランドにあるディズニーワールド内で1回戦の初戦4試合が行われた。
ウェスタン・カンファレンス2位のロサンゼルス・クリッパーズと同7位のダラス・マーベリックスとの試合。クリッパーズが16点差、マーベリックスが14点差を一時はつけるものの、お互いにビハインドを返す白熱した試合展開となる。終盤、この日プレーオフデビュー戦で42得点を奪ったルカ・ドンチッチを中心にマーベリックスが追い上げるが、クリッパーズがポール・ジョージの勝負所でスリーポイントシュートを決め、118—110で勝利。離脱中だったモントレズ・ハレルも復帰し、カワイ・レナード29得点、ジョージ27得点と両エースがチームをけん引してフルメンバーでの初戦を白星で飾った。
西3位のデンバー・ナゲッツと同6位のユタ・ジャズの一戦は延長戦までもつれ込む熱戦に。シーディングゲームでもダブルオーバータイムまでもつれた2チームはこの日も互いに譲らず、ナゲッツのジャマール・マレーが36得点、ニコラ・ヨキッチが29得点を挙げると、ジャズはドノバン・ミッチェルがプレーオフでのフランチャイズ記録となる57得点を挙げる大活躍を見せる。試合は激しくリードの入れ替わるシーソーゲームとなり、オーバータイムへ突入。延長戦ではナゲッツが流れを掴み、135—125で激闘を制した。
イースタン・カンファレンス3位のボストン・セルティックスは、同6位のフィラデルフィア・セブンティシクサーズと対戦した。第3クォーター終了時点では75−79と4点のビハインドを背負ったセルティックスだったが、ケンバ・ウォーカーとジェイレン・ブラウンが最終クォーターに活躍。勝負所で得点を重ね109—101でセルティックスが勝利した。ジェイソン・テイタムの32得点13リバウンドに加え、ブラウン29得点、ウォーカー19得点と主力がしっかりと結果を残した。
東2位でディフェンディングチャンピオンのトロント・ラプターズは、同7位ブルックリン・ネッツとの試合に臨んだ。前半73—51と大きくリードしたラプターズだったが、第3クォーターに一時8点差まで詰め寄られる。しかし地力で勝るラプターズは、第4クォーターに再び突き放し134—110で快勝。フレッド・バンブリートの30得点11アシストを筆頭に7人が二桁得点を上げ上位シードの貫禄を示した。
【試合結果】
ロサンゼルス・クリッパーズ 118—110 ダラス・マーベリックス
デンバー・ナゲッツ 135—125 ユタ・ジャズ
ボストン・セルティックス 109—101 フィラデルフィア・セブンティシクサーズ
トロント・ラプターズ 134—110 ブルックリン・ネッツ