8月27日(現地時間26日、日付は以下同)。NBAとNBA選手会(NBPA)はこの日開催予定だったプレーオフ3試合の延期を発表。同日夜に選手たちやコーチ陣が集い、ミーティングを実施。
リーグの情報筋が『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者へ伝えたところによると、ミーティングではNBPA代表のクリス・ポール(オクラホマシティ・サンダー)、トップバイスプレジデントのアンドレ・イグダーラ(マイアミ・ヒート)、そしてカイル・コーバー(ミルウォーキー・バックス)、ロサンゼルス・クリッパーズのドック・リバースHC(ヘッドコーチ)が声をあげているという。
ミーティングで今後のシーズンについて継続するかどうかの話し合いをする中、とあるベテラン選手が同記者へ「シーズンが危険にさらされている」と発言。今回のボイコットの背景として、24日にウィスコンシン州ケノーシャで起きた、黒人男性のジェイコブ・ブレイク氏の事件があるのだが、「選手たちはジェイコブ・ブレイク氏の事件が起こる前の時点で、バブルの環境ですでに疲弊していた」とウォジナロウスキー記者が報じている。
ただ、『Yahoo! Sports』のクリス・ヘインズ記者によると、選手たちの大多数は、隔離されたバブルに入ってプレーしてきたのだから、シーズンを最後まで続けることを主張しているという。そして、とあるNBAのスター選手は「俺たちはまだここにいる。自分たちで始めたことをフィニッシュさせようじゃないか」とヘインズ記者へ話したようだ。
NBAはこのミーティングをふまえて、28日に特別な理事会を開くことになったと『ESPN』が報じていることから、早ければ28日にも今後のシーズンについて発表されることになるだろう。