第5戦で口論から退場となったロケッツのタッカー、サンダーのシュルーダーに罰金処分

罰金処分を食らったタッカー(中央)とシュルーダー(左)[写真]=Getty Images

 8月31日(現地時間30日、日付は以下同)。NBAはヒューストン・ロケッツのPJ・タッカー、オクラホマシティ・サンダーのデニス・シュルーダーの2選手に2万5000ドル(約262万5000円)の罰金を科した。

 両選手は30日に行なわれたプレーオフ ファーストラウンド第5戦で口論となり、タッカーがシュルーダーにヘッドバットをお見舞いするなど、第3クォーター残り6分51秒に退場処分を食らっていた。

 問題となったシーンで、タッカーはジェームズ・ハーデンをガードしていたシュルーダーへスクリーンをかけにいったのだが、その際にシュルーダーの腕がタッカーの急所を直撃。そこでタッカーが痛みのため身体を動かしたことでシュルーダーがコートに倒れたこともあり、オフェンシブファウル(イリーガルスクリーン)の判定に。

 するとタッカーが判定に対して文句を言ってテクニカルファウル。そしてシュルーダーにはフレグラントファウル2が宣告され、納得のいかないシュルーダーへタッカーが背後から迫ってヘッドバットをしたことでさらなる口論へと発展し、両者退場となった。

 なお、この試合はロケッツが114-80でサンダーに快勝。シリーズ戦績を3勝2敗とし、カンファレンス・セミファイナル進出へ王手をかけた。

 タッカーとシュルーダーは罰金処分こそ食らったものの、出場停止処分にはならなかったため、両選手とも9月1日に行なわれるシリーズ第6戦に出場予定。特にシュルーダーはサンダーのシックスマンであり、貴重な得点源だけに、大幅な戦力ダウンを避けられたと言えるだろう。

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