10月20日(現地時間19日、日付は以下同)に公開されたポッドキャスト「THE LOWE POST」で、『ESPN』のザック・ロウ記者はデトロイト・ピストンズがブレイク・グリフィンをトレードに出す可能性があると語った。
「ブレイク・グリフィンについて数人から聞いたことで、私はデトロイトが彼をトレード市場に放りこむことになると思ったね。その可能性が高いとは思わない。でもいくつかのチームがブレイクについて聞いてきたことから、他チームは彼が今でも勝利する手助けができることに、関心を示しているということ」。
今季でピストンズ在籍3シーズン目を終えたグリフィンは、31歳のフォワード。昨季は平均24.5得点7.5リバウンド5.4アシストを残し、オールスターとオールNBAサードチームに選ばれたのだが、今季は膝の負傷によって自己最少となる18試合の出場に終わり、平均15.5得点4.7リバウンド3.3アシストにフィールドゴール成功率35.2パーセント(自己最低)と精彩を欠いた。
グリフィンとルーク・ケナードという主力がケガに見舞われたこともあり、今季のピストンズはイースタン・カンファレンス13位の20勝46敗と低迷。6月19日にはここ2年間、事実上空白だったゼネラルマネージャー(GM)にトロイ・ウィーバーが就任し、ベテランのグリフィンとデリック・ローズを来季もチームに残す方針だと話していた。
6月12日。グリフィンは「今シーズンの不振の要因はあくまで健康面にある。確かに、今季はがっかりさせてしまったと思う。(自分自身が)万全の状態になることはなかったし、ほかの多くの選手もほとんどの時期で健康体を維持できなかったからね。でも、このチームのロースターが魅力的ではなかったかと言われたら、俺はそうは思っていない」と『AP』へ話しており、今季不振の要因はあくまでケガ人が続出したからだと主張。
グリフィンの契約は残り2年で約7576万ドル(約79億5480万円)と超高額。契約最終年となる2021-22シーズンこそプレーヤーオプションながら、そう簡単にトレードが成立するとは思えない。
その一方で、ピストンズはキャップスペースに大きな余裕があるため、来季に向けてロースターにメスを入れて一新するチャンスでもある。はたして、ピストンズは今年のフリーエージェント(FA)戦線でロースターをシャッフルするのか、今後の動向が気になるところだ。