NBAはロサンゼルス・レイカーズの優勝で2019-20シーズンの幕を下ろし、現在は11月19日(現地時間18日、日付は以下同)に行なわれるドラフト、12月からスタート予定のフリーエージェント(FA)戦線に向けて各チームが動いている。
今年のFAにはアンソニー・デイビス(レイカーズ/プレーヤーオプション)やブランドン・イングラム(ニューオーリンズ・ペリカンズ/制限付き)、フレッド・バンブリート(トロント・ラプターズ/制限なし)といった選手たちがいる。
もっとも、現在NBAは来季を12月23日に開幕し、来年7月から始まる東京オリンピックの前に終了させる方向で動いており、もしこのプランが実現すれば、今年のFA戦線は短期間で終わることとなり、大物移籍や大型トレードが成立せず、静かなオフになるかもしれない。
そんな中、10月25日に『NBC Sports Boston』が2021年のFA選手ランキングトップ15を掲載していたので紹介したい。
※所属は今季終了時点、チーム名は略称、PO=プレーヤーオプション
■2021年の注目FAトップ15
1.ヤニス・アデトクンボ(バックス/制限なし)
2.レブロン・ジェームズ(レイカーズ/POを破棄した場合)
3.カワイ・レナード(クリッパーズ/POを破棄した場合)
4.ポール・ジョージ(クリッパーズ/POを破棄した場合)
5.ルディ・ゴベア(ジャズ/制限なし)
6.ビクター・オラディポ(ペイサーズ/制限なし)
7.ドリュー・ホリデー(ペリカンズ/POを破棄した場合)
8.カイル・ラウリー(ラプターズ/制限なし)
9.デマー・デローザン(スパーズ/今年POを行使した場合)
10.ゴードン・ヘイワード(セルティックス/今年POを行使した場合)
11.クリス・ポール(サンダー/POを破棄した場合)
12.ブレイク・グリフィン(ピストンズ/POを破棄した場合)
13.マイク・コンリー(ジャズ/今年POを行使した場合)
14.アンドレ・ドラモンド(キャバリアーズ/今年POを行使した場合)
15.スティーブン・アダムズ(サンダー/制限なし)
注目はやはりアデトクンボ、レブロンやレナードらPO組の動向も必見
アデトクンボやレブロン、レナードなど超大物がズラリと並ぶも、現時点で制限なしFAとなる見込みなのはアデトクンボ、ゴベア、オラディポ、ラウリー、アダムズのみ。
そのアデトクンボについても、今年バックスと延長契約を結べばこのリストから外れることになり、デローザン、ヘイワード、コンリー、ドラモンドも今年POを破棄して制限なしFAになることができるため、来季の開幕時にリストから外れる選手がいる可能性は十分ある。
だがレブロン、レナード、ジョージ、ホリデー、ポール、グリフィンというPO組が一斉に制限なしFAとなれば、来年のFA戦線は間違いなく今年以上に激しくなることが確実。
特にアデトクンボが来季開幕までに延長契約を締結しなければ、シーズンを通して今後の去就について大きな注目を集めることになるはずだ。