10月29日(現地時間28日、日付は以下同)。『The New York Times』のマーク・スタイン記者は、ロサンゼルス・クリッパーズが今年のフリーエージェント(FA)戦線でラジョン・ロンドの獲得を狙っていると報じた。
ここ2シーズンをロサンゼルス・レイカーズでプレーしたロンドは、今年のプレーオフで平均24.7分8.9得点4.3リバウンド6.6アシスト1.4スティールをマークし、レイカーズの優勝に大きく貢献。
キャリア14年目を終えた34歳の司令塔は、来季の契約(プレーヤーオプション)を破棄して制限なしFAになることが確実視されており、11月下旬に解禁予定のFA戦線で大きな注目を集めるかもしれない。
タロン・ルーHC(ヘッドコーチ)で迎える来季、クリッパーズはプレーメイクに長けたポイントガードを獲得することを優先事項に挙げていると報じられている。リーグ有数のバスケットボールIQを持ち、2度の優勝経験を誇るロンドをロースターに加えることで、その課題が解消されるのであれば大きな補強となる。
とはいえ、このチームのガードにはディフェンダーのパトリック・ベバリー、インスタントスコアラーのルー・ウィリアムズがおり、ロンドも加えるとなるとサイズ不足とプレータイム減少を招きかねない。
ただし、カワイ・レナードとポール・ジョージは来季終了後にプレーヤーオプションを破棄して制限なしFAになることが可能で、もしクリッパーズが来季もプレーオフで勝ち上がることができなければ移籍する可能性も十分ある。
そのため、クリッパーズとしては来季に向けて万全な体制を整えておきたいのだろう。チームはモントレズ・ハレルやマーカス・モリス、パトリック・パターソンといったフォワード陣が制限なしFAとなるだけに、慌ただしいオフシーズンになりそうだ。