11月21日(現地時間20日、日付は以下同)にフリーエージェント(FA)との交渉が解禁となってから早1週間。数多くの選手が再契約または新たなチームと契約を結び、2020-21シーズンの開幕まで1か月を切っている。
その一方で、まだ今季の所属チームが決まっていない選手たちもいる。なかでも注目を集めているのがグレン・ロビンソン3世。キャリア6年目を終えた26歳のスイングマンは、198センチ100キロと頑強な身体を持ち、昨季はゴールデンステイト・ウォリアーズとフィラデルフィア・セブンティシクサーズの2チームでプレーして計62試合(うち先発は52試合)に出場して平均28.8分11.7得点4.4リバウンド1.5アシストをマーク。
特にウォリアーズでプレーした48試合では先発を任され、平均31.6分12.9得点4.7リバウンド1.8アシストに3ポイント成功率40.0パーセント(平均1.4本成功)と、主力として活躍していたのだが、11月28日終了時点で所属先は決まっていない。
ロビンソン3世の獲得に関心を示しているのはロサンゼルス・レイカーズ、ロサンゼルス・クリッパーズ、ユタ・ジャズ、サクラメント・キングスの4チームと現地メディアが報じており、現時点ではキングスが「有力」だと『Sacramento Bee』のジェイソン・アンダーソン記者が指摘している。
キングスは今年のドラフト1巡目12位でタイリース・ハリバートンという長身ガードを指名したものの、制限付きFAのボグダン・ボグダノビッチがアトランタ・ホークスへ移籍。ハリソン・バーンズという不動のスターターがいるとはいえ、先発シューティングガードの退団は大きな痛手。
バックコートにはディアロン・フォックス、バディ・ヒールド、コリー・ジョセフ、ハリバートンという主力選手が複数いるものの、ウイングのバックアップはほぼいないことから、ロビンソン3世に触手を伸ばす可能性は十分あるだろう。