昨季2010年以来、10年ぶりにリーグの頂点に立ったロサンゼルス・レイカーズは、2連覇に向けて盤石の態勢を整えた。
12月3日(現地時間2日、日付は以下同)。レブロン・ジェームズが2年8500万ドル(約87億5500万円)、ADことアンソニー・デイビスが5年1億9000万ドル(約195億7000万円)という超高額な延長契約に合意。
これは両選手の代理人を務める『Klutch Sports』のCEOリッチ・ポールが『ESPN』へ伝えたことで明らかとなり、レブロンは22-23シーズンまで、デイビスは契約最終年となる24-25シーズンがETO(アーリーターミネイション・オプション)のため、自身で現行契約を破棄できる権利を持つものの、レイカーズは少なくとも今後3シーズンは超強力タッグをキープできることとなった。
レイカーズは今年のオフシーズンで、デニス・シュルーダー、モントレズ・ハレル、マルク・ガソル、ウェスリー・マシューズをロースターに加え、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、マーキーフ・モリス、ジャレッド・ダドリーとの再契約に成功。
その一方でダニー・グリーン、ドワイト・ハワード(共に現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、ラジョン・ロンド(現アトランタ・ホークス)、エイブリー・ブラッドリー(現マイアミ・ヒート)、ジャベール・マギー(現クリーブランド・キャバリアーズ)らを失ったものの、全体的に見れば戦力アップしたと言えるだろう。
「俺たちなら(連覇)できる。間違いなくできるさ。全ては健康体かどうかということ。それには多少の運も必要だ。俺たちが万全のコンディションを保てるかどうかだね」。
2日に『Spectrum SportsNet』で放送されたポッドキャスト番組「Road Trippin」へ出演したレブロンは、キャブズ在籍時の16年に優勝したメンバーであるリチャード・ジェファーソン、チャニング・フライとのトークの中でそう話しており、ロースターが若返ったことについても自信を見せていた。
レイカーズは現在、ボストン・セルティックスと並んでNBA歴代最多タイとなる17度の優勝を飾っている。もし今季2連覇を成し遂げれば、単独トップの18度目の優勝となるだけに、引き続き大きな注目を集めるに違いない。