ウォリアーズ新加入のケリー・ウーブレイJr.「僕らは共通の目標を持って練習に取り組んでいる」

ウォリアーズ新加入のウーブレイJr.は、即戦力として期待される[写真]=Getty Images

新シーズンに向けて練習を重ねるウーブレイJr.

 昨シーズン、主力選手の相次ぐ故障と離脱に苦しみ、リーグワーストの戦績を記録したゴールデンステイト・ウォリアーズ。2015年から2019年まで5年連続でNBAファイナルに進出し、3回のチャンピオンシップに輝いた彼らは、来たる新シーズンで再びコンテンダーとして優勝争いに加わることが期待されている。

 しかし左膝前十字靭帯断裂から復帰を予定していたクレイ・トンプソンが、練習中に右アキレス腱断裂という重傷を負い、2年連続でシーズンを全休することが明らかに。ウォリアーズにとっては極めて痛いニュースだったが、チームはすぐさまトレードでケリー・ウーブレイJr.を獲得。昨季はフェニックス・サンズで56試合出場し、平均18.7得点6.4リバウンド1.5アシストを記録しており、即戦力としての活躍が大いに期待される。

『NBC Sports』のモンティ・プール記者によると、ウーブレイJr.はウォリアーズでチームメートになったドレイモンド・グリーンについて言及したそうだ。「コート外でも彼とつながれたのはとても素晴らしい」と話すウーブレイJr.は、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染対策のプロトコルによって従来通りの練習ができないなかでも、グリーンとお互いに連絡を取っている様子だ。

 またウーブレイJr.は、「ワークアウトを一緒にすることが難しい状況だから、彼とは連絡を取り合っているよ。ただコートで彼のワークアウトが見れる時、その彼の姿はコート外での人間性が溢れているんだ。内面そのものがとても投影されていて、驚くばかりだよ」と話す。グリーンは兼ねてからはっきりと自分の意見を口にする選手であり、味方がミスをすれば情熱的に指摘するなど、闘争心溢れるチームの柱として知られている。ウーブレイJr.が述べたように、グリーンの闘志そのものはコート内外関係なく常に燃えていることだろう。

 トンプソンを欠くことで、現在のウォリアーズは本来のベストメンバーで戦うことができなくなってしまった。しかし「僕らは共通の目標を掲げていて練習に取り組んでいるんだ」とウーブレイJr.はコメントしており、「新たなシーズンでの役割に徹することができるように、僕らはこうして練習に励んでいる」とモチベーションが高いことがうかがえる。新シーズンでの彼の活躍に注目していきたい。

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