2013年の最優秀守備選手賞について言及するガソル
昨シーズン、球団として10年ぶりの優勝を果たしたロサンゼルス・レイカーズ。この短いオフシーズン中には、チームは優勝に貢献した数々の選手たちと別れを告げる必要があった。それでも、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープやアンソニー・デイビスとの再契約、レブロン・ジェームズとの契約延長を果たし、さらに新たなメンバーを迎え入れることで盤石なロスターを構築することに成功した。
なかでも大きな話題となったのが、優勝経験のあるベテランのビッグマン、マルク・ガソルの加入である。インサイドプレーだけでなくアウトサイドシュートも武器にしている彼ならば、レイカーズの戦術をより豊富なものにしてくれることだろう。
そうした中、先日『Road Trippin’』に出演したレブロンはガソルの加入を喜びながら、「彼は僕の最優秀守備選手賞(2013年)のトロフィーを持っているんだ。彼とその話をするのが楽しみだよ」とジョークで歓迎した。するとこれがガソル本人に届き、この件について以下のように言及したそうだ。『ESPN』が報じている。
「あの2013年のトロフィーは(メンフィス)グリズリーズのためだったと信じている。あの賞にふさわしいチームこそグリズリーズだったと思う。僕は選出されたわけだけれど、ほかにあの賞にふさわしい選手がいたとすれば、それはトニー・アレン(元グリズリーズほか)だったと思う。それに今となっては、当時のNBAオールディフェンシブチームでファーストチームに僕は選ばれるべきだったと思う。でも気にはしないさ、僕とレブロンは賞を望んでいたとしてもこうして笑い話にできる。けれどもし彼が本気なら、今季彼なら受賞できると思うよ」
2013年の最優秀守備選手賞はガソルが受賞したが、レブロンも同年のオールディフェンシブチームのファーストチームに選出されていた。それから月日が流れて、2人が優勝を経験したベテランとしてチームメートになったことは感慨深いものがある。果たしてこの2人が、コート上でどのような化学反応を起こすのかに注目していきたい。