オフに3度のトレードを経験したトレバー・アリーザが新天地サンダーへ合流できず

昨季アリーザはキングスとブレイザーズでプレーしていた[写真]=Getty Images

 NBAは12月23日(現地時間22日、日付は以下同)の開幕に向けて、各チームがトレーニングキャンプに入っており、12日からプレシーズンゲームがスタートする。

 そんな中、今年のオフシーズンに5日間で3度のトレードを経験し、NBA史上最多となる通算10度目のトレードとなったトレバー・アリーザ(オクラホマシティ・サンダー)は、チームにまだ合流できていない。

 キャリア16年を誇る35歳のベテランフォワードは、無期限でチームから離脱。チーム側はアリーザの状況をサポートしていく姿勢を見せており、今後いつチームに合流するかについては不明確というのが現状。

 アリーザは昨季途中にサクラメント・キングスからポートランド・トレイルブレイザーズへ移籍。プレーオフ進出をかけてブレイザーズは7月末からフロリダ州オーランドでスタートした第二幕に臨むも、アリーザは出場を辞退していた。

 というのも、アリーザは12歳の息子の親権争いに巻き込まれており、その母親側がシーズン再開期間中に法廷によって命じられる1か月間の面会を許可。そこでアリーザは、コート上で競い合うことよりも、息子との面会を優先していた。そして現在もこの親権争いの渦中にいると地元メディア『The Oklahoman』が報じている。

 オフシーズンに断行した複数のトレードにより、サンダーはシェイ・ギルジャス・アレキサンダーを軸とする若手中心のチームに。アル・ホーフォードジョージ・ヒルというベテランこそいるものの、今季はルージェンツ・ドートやハミドゥ・ディアロ、ダリアス・ベイズリーといった若手を積極的に起用していくことが予想されている。

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