12月8日(現地時間7日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズのスーパースター、レブロン・ジェームズが記者たちとの会見に登場した。
先週、レブロンはレイカーズと2年8500万ドル(約88億4000万円)の延長契約を締結し、2022-23シーズンまでレイカーズでプレーすることが確実視されている。
今月30日に36歳を迎える“キング”は、依然としてリーグの超一線級でプレーしており、昨季は自身4度目のチャンピオンとなり、異なる3チームでファイナルMVPを獲得した史上初の選手に。
レイカーズはトレーニングキャンプがスタートしたばかりで、レブロンは「フィジカル面で言えば、今は痛いね。トレーニングキャンプの2日目なんだ。1年目や2年目とは違う。あの時の俺はまだ18か19歳だった。今はすごく痛いけど、大したことはない。フロア上で5対5や4対4、どんなドリルをやろうと自分をストップさせるものはない。だからいい状態にあると思うね」と話し、こう続けた。
「メンタル面は最高だし、健康体だ。家族も健康で、俺もメンタル面で最高な状態。だから人生においても本当にいい状態にある。俺は頑丈なんだ」。
4度のシーズンMVPに4度の優勝とファイナルMVP、オールスターとオールNBAチームにはそれぞれ16度も選ばれているレブロンは、引退後にバスケットボール殿堂入りが確実なキャリアを歩んでいるのだが、今後に向けて大きな目標がある。
選手として優勝を重ねていくことはもちろんなのだが、レブロンは現在16歳の長男、“ブロニー”ことレブロン・ジェームズJr.とNBAの舞台でプレーすることも見据えている。
188センチのブロニーは現在、カリフォルニア州のシエラ・キャニオン高校2年生で、昨季はベンチスタートとしてプレーしてきた。父レブロンの契約が満了する23年は、ブロニーが高校を卒業する年でもある。
「個人的に、この先俺は何をしたいのか、俺にはいくつかオプションがある。家族の近くにいるか、もっと息子の近くで、健康体と元気な状態を保って大好きなゲームをプレーし続けていくか。そのうち分かるさ」とレブロンは言う。
もっとも、レブロンが息子とプレーしたいと発言したのは今回が最初ではない。2018年のNBAファイナル期間に、『ABC』の番組内でレブロンはこんな言葉を残している。
「俺の人生で最も偉大な功績が何なのかを聞きたいかって? それは息子とNBAの同じコートにいることだ。NBA選手として、それが一番の功績になるだろうね」。
実況のマイク・ブリ―ンが「一緒にプレーすること?」と聞くと、レブロンは「もしくは対戦することだ」と話していたため、その思いは今でも変わっていないようだ。
「俺はここまで、18年連続でトレーニングキャンプに参加できていることに感謝している。それは決して当たり前のことではないんだ」と口にしたレブロン。自身2度目の連覇をかけて、キャリア18年目となる今季も王座獲得を目指して獅子奮迅の活躍をするに違いない。