12月10日(現地時間9日、日付は以下同)。フリーエージェント(FA)のパウ・ガソルが『ESPN』のインタビューに応じた。
213センチ113キロのガソルは、NBAキャリア18年を誇る40歳の技巧派ビッグマン。これまでメンフィス・グリズリーズやロサンゼルス・レイカーズ、シカゴ・ブルズ、サンアントニオ・スパーズ、ミルウォーキー・バックスでプレーし、キャリア平均33.4分17.0得点9.2リバウンド3.2アシスト1.6ブロックを残している。
バックス在籍時の2019年3月に左足の手術を受けて以降、NBAのコートには立っていないものの、レイカーズで2連覇(09、10年)に貢献したガソルは、先日FAとして弟マルクが加入した古巣でプレーしたいと明かした。
「あそこには(プレーする)意味があり、歴史もある。私は嘘をつくつもりはない。もし(実現すれば)ものすごくスペシャルなことになるだろう。今あのチームには弟もいるから、なおさら格別だろうね」。
昨季チャンピオンに輝いたレイカーズは、レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスというリーグベストの超強力タッグを擁し、その周囲には弟マルクのほか、デニス・シュルーダーやモントレズ・ハレル、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープといった実力者がおり、十分に連覇を狙える好位置にいる。
今月2日に『Spectrum SportsNet』で放送されたポッドキャスト番組「Road Trippin」へ出演した際、レブロンはクリーブランド・キャバリアーズ時代の優勝メンバーであるリチャード・ジェファーソン、チャニング・フライとのトークの中で、パウ・ガソルのレイカーズ復帰について、「どうだろうね。俺に言わせれば、そのうち分かるさ、ということかな」と否定も肯定もせず、可能性があることを匂わせていただけに、可能性はゼロではないだろう。
はたして、複数回のオールスター選出経験に加えて優勝経験も持つガソル兄弟による共演は実現するのか。今後の動向が気になるところだ。