2020.05.08

パウ・ガソルが古巣レイカーズについてコメント「もし永久欠番になれば光栄なこと」

かつてレイカーズで2連覇に大きく貢献したガソル[写真]=Getty Images
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かつて在籍していたレイカーズについて言及したガソル

 2001年からNBAでのキャリアをスタートさせ、リーグだけでなく国際大会でもメダルを獲得するなど数々の輝かしい実績を残してきたパウ・ガソル。2007ー08シーズンには当時所属していたメンフィス・グリズリーズからロサンゼルス・レイカーズへトレードされ、翌シーズンからは2連覇を達成。レイカーズに移籍してからは、一般的に難解と言われるトライアングル・オフェンスにすぐさまフィットし、またレイカーズのレジェンドであるコービー・ブライアントとは見事なコンビネーションを確立させた。

 NBAで18シーズンを歩んできたガソルは39歳であり、現在は選手ではなくポートランド・トレイルブレイザーズのコーチングスタッフの1人として活躍している。しかし現役引退は表明しておらず、足のリハビリとトレーニングに取り組み続けており、もう1シーズンコートに立つことや、2021年の東京オリンピック出場を本人は望んでいる。いずれにしても、年齢やキャリアの年数を鑑みれば、ガソルの現役引退の時が迫ってきていることは事実だろう。

 キャリア終盤に差し掛かっているガソルだが、『The Battle for LA Podcast』に出演し、かつて在籍していたレイカーズについて言及したそうだ。彼は将来的なレイカーズでの永久欠番の可能性について、「もしそうなれば光栄なことだ。あの球団に在籍していたことが名誉になる」とコメント。「多くのファンが僕の永久欠番を目にしようとすることは、僕にとって多くを意味するんだ。それを経験できることは、想像を大きく超えた出来事になるだろうね」と、語っている。

コービー(左)とともに2度の優勝を経験したガソル(右)[写真]=Getty Images


 また今シーズンは序盤から白星を重ね、ウェスタン・カンファレンス首位を維持する今季のレイカーズについては、「ほかのチームのように、いいチャンスを握っている。好機を手にするだけのポジションに彼らは位置している」とつづっている。「競争心をたぎらせていて、それは与えられるものではない。ほかのチャンピオンチームのように、自ら熱をたぎらせていかなければならないんだ」と、今季優勝候補のレイカーズについて触れた。

 現在シーズンが新型コロナウイルスの影響で中断されている中、選手やスタッフらが互いに連絡を取り続けているレイカーズ。彼らがバスケットボールのマインドを維持し続けていることについては、「彼らがこの先本当に求めていることを実現させる上で、この自宅待機期間で彼らがしていることは、きっと今後好影響を与えるだろう」と、ガソルは評価。「コーチ陣から選手、チームの経営者まで、皆がこのプロセスをとおして取り組んでいる肉体や精神といったファクターは、重要な要素になる」と締めくくった。

 今季は10年前にガソルが経験した2010年以来の優勝のチャンスを握っているレイカーズ。7シーズン在籍し、素晴らしい実績とさまざまな記憶が残る古巣を、ガソルは密かに注目しているのかもしれない。