2020.04.23
NBAには名コンビやBIG3など、いつの時代にも優れたユニットが存在する。故コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)にとって、それはパウ・ガソル(ポートランド・トレイルブレイザーズ)だった。
スペイン代表の黄金世代であるガソルは、2001-02シーズンに当時の所属球団だったFCバルセロナに自ら違約金を払って、NBA挑戦を決意。アトランタ・ホークスからドラフト全体3位指名を受け、トレードでメンフィス・グリズリーズに入団し、初年度から新人賞を受賞した。
それから6年後の2007-08シーズン、ガソルはトレードでロサンゼルス・レイカーズに加入。2年目、3年目のファイナルでは、当時のインサイドを牛耳っていたドワイト・ハワード(レイカーズ)とケビン・ガーネット(元ボストン・セルティックス)を凌駕し、コービーとともにレイカーズに連覇をもたらしている。
ガソルとコービーは、正真正銘の“ブラザー”である。ガソルのレイカーズ退団後も友好な関係は続き、その絆にチームメートであることや物理的な距離は関係なかった。
「本当に(トレード)直後のことですね……。フィジカルチェックの終了後、ワシントンD.C.に滞在していたチームに合流しました。チームは移動中で、そこに僕が合流する形でしたが、試合に出る予定はなく。一緒に練習する機会はもちろん、まだ何もしていなかったですからね」
「でも、コービーは僕のトレードが決まってすぐに、僕にテキストを送ってきてくれて、ワシントンD.C.に着いたら僕の部屋に寄り、いろいろと話しをしながら、チームに歓迎したいと言ってくれたんです。でも、僕は彼に『夜中の1時半を過ぎるし、そこまでしてもらわなくて大丈夫。明日まで待とう』と伝えたんですが、彼は『いやいやいやいや。俺は行くよ』って感じで。そしたら本当に彼が来てくれて……僕は心の底からうれしかったし、彼は『俺は君がレイカーズに加入してくれて本当に嬉しいよ。めちゃくちゃ興奮しているし、とにかく最高だ。とりあえず、チャンピオンシップを勝ち取ろう』と言ってくれました」
「彼は最初のメッセージから、これから起こること、彼の人柄、そして僕がレイカーズで持つべきマインドセットのレベルなどを伝えようとしてくれたんです。この時点で、プレーオフで負けるなんてことは考えられませんでしたね。僕はここでチャンピオンを目指すという自覚が芽生え、彼がどのようなリーダーであることを僕に示してくれたのは、本当に素晴らしいことでした」
これまでコービーのリーダーシップに迫るコンテンツを数々見かけたが、ガソルのストーリーはそのどれとも似て非なるものである。また、ガソルにとってコービーはかけがえのない存在であり、不慮の事故でコービーが亡くなった直後には、彼の家族をサポートするべく、すぐさまロサンゼルスへと駆けつけていた。
なお、ガソルは先日、彼にとっての大きなターニングポイントとなったレイカーズへのトレード直後の記憶もシェアしている。
文=Meiji
楽天モバイルなら
追加料金0円でNBAが楽しめる!【PR】
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」を契約すると、通常4,500円(税込)の「NBA LEAGUE PASS for 楽天モバイル」で何と追加料金0円でNBAを楽しめます。
携帯キャリアを乗り換えず、「デュアルSIM」としての契約もおすすめ。最安料金は1,000円(税込)以下! 世界トップのバスケをお得に観戦できるチャンスをお見逃しなく。
八村塁の活躍を見逃すな!
世界最高峰のNBAを観るなら
WOWOWオンデマンドで【PR】
「WOWOWオンデマンド」とは、テレビやBS視聴環境がなくてもWOWOWのコンテンツを月額2,530円(税込)で楽しめるサービスです。
2020.04.23
2020.04.21
2020.04.17
2020.04.09
2020.04.06
2020.04.04