2019.12.04

パウ・ガソル、ブレイザーズのコーチングスタッフに加入へ

レイカーズ時代に2回の優勝を誇るリーグ屈指のビッグマンであるガソル[写真]=Getty Images
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指導者への1歩になるのか?

 今オフシーズンにポートランド・トレイルブレイザーズと1年契約を結んだパウ・ガソルは、当初予定したよりも左足の手術のリハビリがうまくいかず解雇された。その後はチーム側と指導者としての役割について協議され、12月4日(現地時間3日)にブレイザーズ担当の現地記者であるケイシー・ホールダール氏から、ガソルがブレイザーズのコーチングスタッフに加入する予定であると報じられた。

 ホールダール氏曰く、ブレイザーズのテリー・ストッツHC(ヘッドコーチ)が試合前に自ら答えた内容であり、現在スペインにいるガソルがチームに戻り次第、コーチングスタッフと合流するそうだ。また、彼が解雇されてからプランされていたことだという。

 だがこれで自然に現役を退く流れであるとは断定できない。もともと指導者に関心があると言われているガソルだが、ブレイザーズから解雇された後、母国スペインのFCバルセロナがガソル獲得に向けて、話し合いに応じる姿勢であると、『Sportando』は報じている。同球団はガソルがユーロへ帰還し、2020年の東京オリンピック出場に向けて準備をするかどうかを探りたいようだ。

 現在39歳のガソルはロサンゼルス・レイカーズ時代に2連覇を経験しただけでなく、国際大会でも北京オリンピックとロンドンオリンピックで銀メダル、2006年の世界選手権では金メダルを獲得。多くの功績を残してきたが、正式な引退をまだ発表していない中、最後の国際大会出場、母国の古巣に復帰など、引退直前にプレーをする機会に恵まれるかもしれない。