トレーニングキャンプ5日目を終えたウィザーズ、八村とブルックスHCがチームのケミストリーについてコメント

NBAキャリア2シーズン目を迎える八村。成長した姿に期待したい[写真]=Getty Images

八村とブルックスHCがウィザーズの完成度について語る

 いよいよ今月23日(現地時間22日、日付は以下同)に2020-21シーズンが開幕するNBAでは、現在各球団がトレーニングキャンプを行っている。ワシントン・ウィザーズも10日にキャンプ5日目を終了し、キャリア2年目を迎える八村塁がインタビューに応じた。

 まず八村はチームのここまでの仕上がりについてコメント。トレードで新たに加入したスーパースター、ラッセル・ウェストブルックの名を挙げて、「いい感じで進んでいます。チームのエナジーもラスが来てから上がってきましたし、チームとしても皆が若い人ばかりなので、すごいエナジーを感じられる5日間になっています」と語った。「小さいころからNBAが好きだったので、ずっと見ていた選手の1人でした。すごいエナジーのある選手であることはわかっていたんですけれど、いざこうしてプレーするとなると、リーダーとして凄くいいなと思いました。それにチームとしても引き締まるところがあるので、凄くいいと思います」と、ウェストブルックの印象についてつづった。


 また八村はウェストブルックのバスケットへの姿勢について、「ラッセルも凄い話しかけてアドバイスもくれますし、彼はビックリするくらい自信を持っているので、そういうところは僕も少しづつ学んでいきたいなと思います」と話す。キャリア2年目でのポジションと抱負については、「僕としても4番(パワーフォワード)で行こうと去年から努めてきました。チームも出来上がってきているのでそういうところでも自分の存在感をというのを出して、チームに求められていることをやりながら自分のプレーをやっていきたいです」と言葉を残した。

 ウィザーズの指揮官であるスコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)もここまでのチームの完成度と、ウェストブルックとブラッドリー・ビールのリーダーシップについて、以下のようにコメントしている。

「どの時代でもタフなチームが必ず勝つ。バスケIQと能力は大事だけどタフネスも必要。このチームにすべてが揃ってきた。チームリーダーが自ら泥臭くチームを引っ張る必要がある。例えばレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)にしても、つらい仕事をわき役に全部任せるのではなく、彼自身もやっている。チームのトップ選手が泥臭い仕事をすると周りにすごくいい影響を与える。ラッセルとブラッドはそんなリーダーだ」


 ウェストブルックの加入によって新たなケミストリーが構築されつつあるウィザーズ。またブルックスHCは「塁の成長も際立っている。日々センスが良くなっている」と練習中の八村を評価しており、2年目もますます活躍が期待されることだろう。なおウィザーズのプレシーズン1試合目は、14日にブルックリン・ネッツとの試合が行われる予定だ。

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