2020.12.06

ウィザーズへ加入したウェストブルック「フロアに立てば、全力で取り組んでいく」

ウィザーズ加入後、入団会見を行なったウェストブルック[写真]=Getty Images
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 12月6日(現地時間5日、日付は以下同)。先日成立した大型トレードで、ワシントン・ウィザーズに加入したラッセル・ウェストブルックがZoomによる会見に登場し、メディア対応を行なった。

 一昨季までオクラホマシティ・サンダーで11シーズンをプレーし、2017年にはシーズンMVPを獲得した現役屈指のポイントガードは、16-17から18-19シーズンまで3季連続で平均トリプルダブルという前人未到の偉業を達成。

 昨夏トレードでヒューストン・ロケッツへ加入すると、昨年10月に行なわれたトロント・ラプターズとのジャパンゲームズ初戦でロケッツの一員として初めてジェームズ・ハーデンと共にコートへ登場。プレシーズンゲーム期間だったとはいえ、エナジーあふれるプレーで日本のファンを熱狂させた。

 あれから約1年。今度は戦いの場をイースタン・カンファレンスへと移し、2シーズン連続でプレーオフ出場を逃しているウィザーズの一員となった。

 およそ7年ぶりとなったハーデンとの共演とロケッツにおけるキャリアは1シーズンで終わってしまったものの、ウェストブルックは「今いる位置についてはうれしく思っている」と語り、ウィザーズで新たなスタートを切ることにフォーカスしていると発言。

 今季からバックコートでパートナーとなるブラッドリー・ビールについては「ブラッドのことは(映像で)チェックしてきたし、彼のことも見てきた。それにここ何年か(コート上で)やり合ってきた。その中で、俺は彼のゲームの大ファンになっていた。彼はまるで静かな暗殺者で、多くを語らないが一度試合が始まればすぐさま(自らの仕事に)取りかかるんだ。それに毎シーズン成長を遂げている。彼のそばでプレーし、何らかの方法で俺が彼を手助けすることができることを楽しみにしている」と称賛していた。

 ウェストブルックといえば、感情むき出しで身体全体から負けず嫌いなオーラを発し、激しいプレーをすることで有名だが、新天地ウィザーズであろうとそれは変わらない。

「もちろん、俺がコートでプレーする姿とコート外の姿は異なってくる。フロアに立てば、俺に友だちなどいないし、友人のように親しくすることもない。全力で取り組んでいく。握手しようとするつもりもない。俺はそれを決して変えることはない」。

 すでにトレーニングキャンプをスタートしているウィザーズは、ビールや八村塁トーマス・ブライアント、トロイ・ブラウンJr.といった主力選手たちが汗を流している。ウェストブルックは7日から合流予定のため、早速ハードワークを体現し、チームへインパクトを与えることが大いに期待できそうだ。

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