ディフェンスに集中して今シーズンに挑むウーブレイJr
このオフシーズン、フェニックス・サンズからゴールデンステイト・ウォリアーズへとトレードで移籍したケリー・ウーブレイJr.。チームを代表するシューターのクレイ・トンプソンが、アキレス腱断裂により2シーズン連続で全休が確定したことで、ウーブレイJr.の活躍はプレーオフ進出を目指すウォリアーズには必須だろう。
身長201センチに加えウイングスパンが約220センチと、ウイングプレーヤーとして恵まれたサイズを誇るウーブレイJr.は、昨季はレギュラーシーズン平均18.7得点6.4リバウンド、3ポイントシュート35.2パーセントといずれもキャリアハイを記録。12月18日(現地時間17日)に行われたサクラメント・キングスとのプレシーズンゲームではスターターを務め、約23分の出場で3ポイント4本を含む22得点4リバウンドを記録し、ウォリアーズの勝利(113-109)に貢献している。
『Warriors Wire』によると、ウーブレイJr.は今季はディフェンスにフォーカスしていくそうだ。「僕は6フィート7インチの身長で、7フィート2インチのウイングスパンの持ち主。対峙するポイントガードは僕よりもサイズが小さい。足の速い選手に追いついて、相手にやりたいことをさせない、そういった戦いは実にやりがいを感じる」とコメントしており、今シーズンリーグトップ10のディフェンスを目指すというスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)の下で、より存在感を発揮していくことになるだろう。
またウーブレイJr.は自身が目標としている現役選手について、「いつも注目している選手はドリュー・ホリデーだ」とコメントし、「彼は素晴らしいディフェンダーで、自分の体をコート上のどの位置に持っていけばいいのかがわかっている。だから動きに無駄がないんだ。スクリーンやドリブルハンドオフの対応の仕方も熟知している」と語ってみせた。ホリデーはオフシーズンに強豪ミルウォーキー・バックスへと移籍し、練習中にヤニス・アデトクンボに対してハードなディフェンスをしている映像がSNS上で公開されていた。リーグを代表するエリートディフェンダーを目標としているウーブレイJr.だが、果たして今季は新天地ウォリアーズにてどこまでその真価を発揮してくれるのだろうか。