12月18日(現地時間17日、日付は以下同)、ヒューストン・ロケッツのクリスチャン・ウッドがプレシーズンゲームに初出場し、128-106でサンアントニオ・スパーズ戦の勝利に貢献した。
先発出場したウッドは、ディフェンシブ・リバウンドからコースト・トゥ・コーストで決めたレイアップを皮切りに、3ポイントやジャンパー、ユーロステップから左手でフィニッシュするなど順調に加点。さらにはジェームズ・ハーデンのパスから3ポイント、レッグスルーパスから鮮やかなレイアップを放り込み、約24分の出場でゲームハイの27得点に10リバウンド2アシスト1スティール1ブロックと、上々の初陣となった。
208センチ97キロのウッドは、今季でキャリア5年目のビッグマン。ドラフト外で2015年にNBA入りし、これまでフィラデルフィア・セブンティシクサーズ、シャーロット・ホーネッツ、ミルウォーキー・バックス、ニューオーリンズ・ペリカンズでプレーし、昨季はデトロイト・ピストンズでチャンスを手にし、オールスター以降は平均24.0得点9.6リバウンド1.9アシストにフィールドゴール成功率57.1パーセントと躍動し、今年のオフシーズンにロケッツ入りを果たした25歳の若手。
新たにチームメートとなったエリック・ゴードンはウッドについて、ペリカンズ在籍時に共闘したアンソニー・デイビス(現ロサンゼルス・レイカーズ)を比較対象に挙げていた。
「彼はアンソニー・デイビスに似ている。彼はシュートできるし、リムまで持ち込むことができる。今でも学んでいて、アジャストしようとしている。それに彼はまだ若い。このチームではこれまでのキャリアの中で顕著な役割をこなしていくことになるだろうね」。
今季ロケッツでスターターを務めていくことが確実視されているウッドだが、ゴードンは「これからリーグのチームは彼に対してもっとフォーカスしてくる。だから俺たちはシーズン中に彼がどうやってアジャストしていくかを見ていかなくちゃいけない。でもエナジーたっぷりのプレーをすれば、このチームの皆を楽にしてくれる。このチームのビッグマンたちは、俺たちの仕事を楽にする重要な力になるだろう」と期待を寄せている。
スティーブン・サイラスHC(ヘッドコーチ)は昨季までの2シーズン、ダラス・マーベリックスでアシスタントコーチを務めてきた。昨季はクリスタプス・ポルジンギスという221センチの万能型ビッグマンを指導しており、ウッドの役割についても「ポルジンギスの役割」をこなすことになるかもしれないと語っていた。
「彼は僕のことを信じてくれている。それに僕も彼のことを信じている。それこそ、僕がここに来た理由の1つなんだ」とウッドも話しており、今季はロケッツで重要な役割をこなしていくことが大いに期待できそうだ。