2021.03.13
10月27日。ヒューストン・ロケッツのエリック・ゴードンが『The Ashley Nevel Show』へ出演し、自身の思いを口にした。
ロケッツはレギュラーシーズンをウェスタン・カンファレンス4位の44勝28敗で終えると、プレーオフ1回戦でオクラホマシティ・サンダーを4勝3敗で下し、4年連続でカンファレンス・セミファイナルへ進出した。
だがロサンゼルス・レイカーズとのシリーズで1勝しかできずに敗退。ジェームズ・ハーデン、ラッセル・ウェストブルックという“MVPデュオ”を中心に優勝を狙っていたロケッツだったが、2年連続ウェスト準決勝で姿を消すことに。
するとチームはマイク・ダントーニHC(ヘッドコーチ)、ダリル・モーリーGM(ゼネラルマネージャー)が辞任。先日オーナーのティルマン・ファティータは『CNBC』へ出演した際に「今後数年は優勝するチャンスがある。ジェームズとラッセルはまだ30代前半で、我々はチームを解体せずに優勝を目指すつもりだ。毎年、私たちはカンファレンス上位4チームの1つとなることを目指しているんだが、そこから優勝するためには多少の運が必要となる。私は勝利のためだったら何でもする。優勝を目指して戦うことをファンたちに約束する」と話していたものの、選手たちのトレードのウワサは絶えない。
チーム在籍4シーズン目を終えたゴードンは「ケミストリーはもっと良くなるかもしれない。俺たちからすれば、このチームは昨シーズンに大きな変化があった。シーズン中盤からスモールボールへと変わったからね。(でも)プレーオフでは、マッチアップが全てだったのさ」と口にし、こう続けた。
「俺たちは同じグループで集結して、もっとケミストリーを構築していかなきゃいけない。そしてチームとして良くなっていく必要がある。皆がベストなプレーをして、このチームに役立てていくよ。それが長期間にわたってこのチームを向上させると思う。俺はこのチームが再建に向かっているとは思わないね。俺たちはいいチームなんだ。たくさんの人が何と言おうが関係ない。ケガもあったから、このチームのベストを俺はまだ見ていない。俺たちは依然として50勝以上しているし、プレーオフにも進んでいるんだから」。
今年のプレーオフではウェストブルックが「100パーセントの状態ではなかった」と口にしていた。さらに今年2月以降に加わったロバート・コビントン、ジェフ・グリーンといった選手たちは、加入直後にシーズン中断のため約4か月間の空白があり、チーム全員がそろって練習する機会も少なかったことは事実。
それでも、ゴードンが言うように、今季もロケッツは82試合換算で50.1勝をあげてリーグ有数の成績を残しており、プレーオフには8年連続で出場している。
現時点で指揮官が不在だが、今後のドラフトやフリーエージェント(FA)戦線、そして来シーズンこそウェスト準決勝の壁を越えるべく、チームケミストリーを高めていきたいところだ。
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