2020.09.14

ロケッツで4シーズン指揮を執ったマイク・ダントーニHCがチームを退団へ

今季が契約最終年となったダントーニHC[写真]=Getty Images
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 9月14日(現地時間13日、日付は以下同)。マイク・ダントーニHC(ヘッドコーチ)がヒューストン・ロケッツのオーナーシップへ、来シーズンは戻らないことを通達したと『ESPN』が報じた。

 ロケッツの指揮を執って4シーズン目を終えたダントーニHCは、レギュラーシーズンで217勝101敗(勝率68.2パーセント)、プレーオフでは28勝23敗(勝率54.9パーセント)を残したものの、昨夏チーム側と契約延長がまとまらず、契約は今季限りとなっていた。

 もっとも、13日に行なわれたロサンゼルス・レイカーズとのウェスタン・カンファレンス・セミファイナル第5戦に敗れてシーズン終了となった後、ダントーニHCは「ここはすばらしい組織であり、最高の街、最高のファンがおり、チームもすばらしい。ここにはすべていいものがそろっている。私は4年間もいたんだ。できるならこのまま続けていきたいが、今後は誰にも分からない」と話しており、契約延長に好意的な言葉を口にしていた。

 ダントーニHCの下でシーズンMVPを獲得し、3シーズン連続の得点王に輝き、選手として飛躍を遂げたジェームズ・ハーデンは「マイクはこの地で信じがたいことをいくつかやってきた」と口にし、指揮官の残留を望んでいたが、来季からは新たなHCの下でプレーすることがほぼ確実に。

 現時点でダントーニHCの後任として浮上しているのは、いずれもロサンゼルス・クリッパーズのアシスタントコーチ陣。タロン・ルーと、ロケッツ2度の優勝(1994、95年)を選手として経験したサム・カセール。

 一方、ダントーニHCにはフィラデルフィア・セブンティシクサーズ、インディアナ・ペイサーズが獲得に向けて動き出すだろうと『ESPN』が報じている。