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NBAのプレーオフはカンファレンス・セミファイナルが繰り広げられており、9月7日(現地時間6日、日付は以下同)を終えた時点で、ウェスタン・カンファレンスの2カードはいずれも1勝1敗となっている。
ウェスト第1シードのロサンゼルス・レイカーズとのシリーズで、ヒューストン・ロケッツは初戦を制し、第2戦に敗れたとはいえ、ここまで1勝1敗。第2戦ではほとんどの時間帯でレイカーズにリードを許したものの、この試合の第3クォーターには41得点を稼ぎ出すなど、依然として恐ろしいチームと言っていいだろう。
そんなロケッツだが、今季終了後にマイク・ダントーニHC(ヘッドコーチ)が契約満了となり、ロケッツを離れるのでは、というウワサが飛び交っている。
2016-17シーズンにロケッツの指揮官へと就任してからというもの、ダントーニHCは今季まで4シーズン連続で勝率6割以上を残し、いずれもプレーオフのファーストラウンドを突破。18、19年はゴールデンステイト・ウォリアーズと激戦を演じ、あと一歩のところまで追い詰めた。
今季途中からスモールボールへと移行し、203センチ以下の選手たちでローテーションを組むロケッツは、3ポイントとドライブを活かしたオフェンスと機動力を駆使したスイッチングディフェンスで勝利を重ねてきた。
だがオフェンス強化において抜群の実績を誇るダントーニHCに対して、すでにインディアナ・ペイサーズが今季終了後に獲得を狙っているという現地メディアの報道もあり、来季ロケッツは新たな指揮官の下でシーズンをスタートさせる可能性もある。
もっとも、ロケッツのダリル・モーリーGM(ゼネラルマネージャー)は6日に『USA TODAY Sports』へ「(マイクとの再契約は)おそらく、最優先事項になる。このチームにはキープレーヤーたちが契約下にいる。だからマイクが戻ってくることはものすごく重要なことになると思う」と発言していたため、今季終了後の交渉次第といったところか。
モーリーGMが話したように、ロケッツはジェームズ・ハーデン、ラッセル・ウェストブルック、エリック・ゴードン、ロバート・コビントン、ダヌエル・ハウスJr.が21-22シーズンまで契約下にあり、PJ・タッカーやベン・マクレモアも来季まで契約が残っている。
現有戦力でチャンピオンシップを勝ち取るのであれば、ここで指揮官を代えて抜本的にチームを改革するのではなく、ダントーニHCの下であと1シーズンでも戦うことが、選手たちにとっても良い結果を生むのではないだろうか。
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