2026.08.07
8月10日(現地時間9日)、WNBAラスベガス・エーシズの山本麻衣が、敵地バークレイズ・センターで行われたニューヨーク・リバティ戦にベンチから出場。3ポイントシュート4本を含む16得点6アシストを記録し、WNBAでのキャリアハイを更新した。
この日の試合は、エーシズにとって前日のミネソタ・リンクス戦から24時間未満でアウェーでの連戦という非常に過酷なスケジュール。そのため、チームは絶対的エースのエイジャ・ウィルソンをはじめ、チェルシー・グレイ、ジャッキー・ヤング、シャイアン・パーカー=タイアスの主力4選手を一斉に欠場させ、休養に充てた。登録メンバーがわずか9人のみという緊急事態の中、山本に大きなチャンスが巡ってくる。
山本は第1クォーター中盤にコートへ送り出されると、すぐさま結果を出す。出場からわずか約1分半後、深い位置から放ったディープスリーを沈めてチーム最初の得点をマーク。さらに第2クォーターの終了間際にも、鋭いドライブから技ありのレイアップをねじ込み、前半だけで5得点を挙げてオフェンスに勢いをつける。
最終的にチームで2番目に長い25分44秒のプレータイムを得た山本は、8本中4本の3ポイントシュートを決めるなどフィールドゴール11本中6本を成功させ、16得点を記録。さらにチーム最多となる6アシストを記録し、1リバウンド、1スティールと攻守にわたって躍動した。第3クォーター終了直前には、再び見事なディープスリーを決めて早くも2ケタ得点に乗せると、第4クォーター残り3分57秒には、鋭いパスでステファニー・タルボットの3ポイントシュートをお膳立て。さらに試合終了間際にも、得意のステップバックから3ポイントシュートを成功させ、キャリア最高のスタッツを残した。
試合は主力を欠いたエーシズが71-111で大敗を喫し、リバティのマリン・ジョハネスにキャリアハイとなる27得点(7本の3ポイント成功)を許す苦しい展開となったが、山本は大差がついた状況下でも高い集中力を維持。世界最高峰のWNBAにおいて今後の出場機会の獲得に向けて、確かな爪痕を残すゲームとなった。
山本は7月18日にエーシズとのシーズン終了までの本契約を勝ち取り、日本人史上5人目のWNBAプレーヤーとしてデビュー。8月4日のアトランタ・ドリーム戦での初得点に続き、デビュー3戦目となったこの日、巡ってきた好機で見事にその実力を証明した。チームは今後ホームへ戻り、12日にワシントン・ミスティクスと対戦する。
ちなみにWNBAでプレーした日本人選手のキャリアハイの記録は、得点ではシアトル・ストームでプレーした渡嘉敷来夢(トヨタ自動車アンテロープス)が2015年6月29日のタルサ・ショック戦で記録した21、アシストではワシントン・ミスティックスでプレーした町田瑠唯(富士通レッドウェーブ)が2022年6月6日のシカゴ・スカイ戦でマークした9となっている。山本にはこの記録の更新にも期待がかかる。
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