2026.08.10
現地時間8月9日。ゴールデンステイト・ウォリアーズが、かつて約11シーズン指揮を執ったドン・ネルソンが86歳で他界したことを発表した。
NBAで14シーズンをプレーしたネルソンは、ボストン・セルティックスで5度の優勝に貢献したフォワード。1975-76シーズンを最後に現役から退くと、翌1976-77シーズンからミルウォーキー・バックスのアシスタントコーチ(AC)へ就任し、そのシーズン途中からヘッドコーチ(HC)へ昇格。
バックスで約11シーズン指揮を執ったネルソンは、その後もウォリアーズ、ダラス・マーベリックスでは約8シーズン、ニューヨーク・ニックスでも約1シーズン指揮官を務め、NBA歴代2位のレギュラーシーズン通算1335勝(1063敗/勝率55.7パーセント)を残した。
ネルソンはミルウォーキー、ダラス、ゴールデンステイトと、3つの異なる球団で250勝以上を残し、かつその3チームすべてでゼネラルマネージャー(GM)も務めた、NBA史上わずか2人のコーチのうちの1人。最優秀コーチ賞には歴代最多タイとなる3度も輝き、約31シーズンのキャリアで18度プレーオフへと駒を進めてきた。
バックスの指揮官を務めていた時にGMも兼任し、型破りなコーチングスタイルは“ネリー・ボール”(Nellie Ball)として知られた。それは小柄で身体能力の高い選手たちを起用し、スピードを駆使してミスマッチを生み出すハイペースなオフェンスを展開するものだった。
「ドン・ネルソンは真の革新者であり、バスケットボールというゲームへ与えた影響は今もなお感じられます」と、ウォリアーズのスティーブ・カーHCがリリースの中で述べていたとおり、時代を先取りした戦術を用いて戦ってきたとも言えるだろう。
2012年にコーチとしてバスケットボール殿堂入りも飾ったネルソンの他界を受け、NBAコミッショナーのアダム・シルバーも声明を発表している。
「ドン・ネルソンは、その恐れ知らずな姿勢と独創性、そして強い信念によってNBAバスケットボールへ革命をもたらしました。彼は50年近くをNBAで過ごし、選手としてボストン・セルティックス5度の優勝を飾りました。そしてリーグ史上最も成功し、かつ先駆的なコーチングキャリアを築き上げました。彼は何事においても際立った個性を発揮してきました。この競技へ与えた影響は、今後何世代にもわたって感じられ続けることでしょう」
ネルソンがセルティックスで着用した「背番号19」は永久欠番になっていて、コーチとしても殿堂入りのほか、NBA史上偉大なコーチ15人にも選出された。彼が長きにわたってバスケットボール界へ与えてきたものは、これから先も記録と記憶の両方で残り続けるに違いない。
The Golden State Warriors mourn the passing of Hall of Fame head coach Don Nelson.
"Nellie" was one of the most innovative and influential coaches in NBA history and an iconic figure in Warriors history. He was a true basketball visionary who saw the game differently and was… pic.twitter.com/1k5piSC6xX
— Golden State Warriors (@warriors) August 9, 2026
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