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NBA歴代2位の勝利数を飾った「真の革新者」ドン・ネルソンが86歳で他界

殿堂入りコーチのネルソンが逝去[写真]=Getty Images
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 現地時間8月9日。ゴールデンステイト・ウォリアーズが、かつて約11シーズン指揮を執ったドン・ネルソンが86歳で他界したことを発表した。

 NBAで14シーズンをプレーしたネルソンは、ボストン・セルティックスで5度の優勝に貢献したフォワード。1975-76シーズンを最後に現役から退くと、翌1976-77シーズンからミルウォーキー・バックスのアシスタントコーチ(AC)へ就任し、そのシーズン途中からヘッドコーチ(HC)へ昇格。

 バックスで約11シーズン指揮を執ったネルソンは、その後もウォリアーズ、ダラス・マーベリックスでは約8シーズン、ニューヨーク・ニックスでも約1シーズン指揮官を務め、NBA歴代2位のレギュラーシーズン通算1335勝(1063敗/勝率55.7パーセント)を残した。

 ネルソンはミルウォーキー、ダラス、ゴールデンステイトと、3つの異なる球団で250勝以上を残し、かつその3チームすべてでゼネラルマネージャー(GM)も務めた、NBA史上わずか2人のコーチのうちの1人。最優秀コーチ賞には歴代最多タイとなる3度も輝き、約31シーズンのキャリアで18度プレーオフへと駒を進めてきた。

 バックスの指揮官を務めていた時にGMも兼任し、型破りなコーチングスタイルは“ネリー・ボール”(Nellie Ball)として知られた。それは小柄で身体能力の高い選手たちを起用し、スピードを駆使してミスマッチを生み出すハイペースなオフェンスを展開するものだった。

ドン・ネルソンは真の革新者であり、バスケットボールというゲームへ与えた影響は今もなお感じられます」と、ウォリアーズのスティーブ・カーHCがリリースの中で述べていたとおり、時代を先取りした戦術を用いて戦ってきたとも言えるだろう。

 2012年にコーチとしてバスケットボール殿堂入りも飾ったネルソンの他界を受け、NBAコミッショナーのアダム・シルバーも声明を発表している。

ドン・ネルソンは、その恐れ知らずな姿勢と独創性、そして強い信念によってNBAバスケットボールへ革命をもたらしました。彼は50年近くをNBAで過ごし、選手としてボストン・セルティックス5度の優勝を飾りました。そしてリーグ史上最も成功し、かつ先駆的なコーチングキャリアを築き上げました。彼は何事においても際立った個性を発揮してきました。この競技へ与えた影響は、今後何世代にもわたって感じられ続けることでしょう」

 ネルソンがセルティックスで着用した「背番号19」は永久欠番になっていて、コーチとしても殿堂入りのほか、NBA史上偉大なコーチ15人にも選出された。彼が長きにわたってバスケットボール界へ与えてきたものは、これから先も記録と記憶の両方で残り続けるに違いない。

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