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NBA、レナードに関するクリッパーズへの処分を決定…レナード本人もコメント発表

サラリーキャップ迂回疑惑の調査を経て、クリッパーズやレナードへの処分が決定 [写真] = Getty Images
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 カワイ・レナードをめぐるサラリーキャップ規定違反疑惑を受け、NBAロサンゼルス・クリッパーズとオーナーのスティーブ・バルマーらに対する処分を発表した。レナード本人も声明を発表している。

 9月2日(現地時間)、NBAはレナードとクリッパーズに対する調査の結果を公表。調査の結果、クリッパーズがサラリーキャップ規定を回避するため、レナードのオフコート収入獲得に関与していたと認定された。

 発表によると、クリッパーズはアスピレーション・パートナーズ、ボインゴ・ワイヤレス、ダクトロニクス、ロックトン・インシュアランスの4社との間で、レナードのオフコート収入につながる機会を積極的に仲介。さらに、これらの企業にチームとのビジネス関係を提供することで、レナードとのスポンサー契約を締結するよう働きかけていたという。

 また、レナードや代理人らの個人的な費用をクリッパーズ側が負担していたほか、当時のビジネスマネージャーでレナードの叔父にあたるデニス・ロバートソンを通じて行われた不適切な収入獲得の働きかけについて、リーグへの報告を怠っていたことも問題視された。

 この調査結果を受け、クリッパーズには2029年から2033年まで、各年のNBAドラフト1巡目指名権の剥奪という厳しい処分が下された。さらに3000万ドル(1ドル=158円換算で約47億7000万円、為替換算は以下同)の罰金が科された。

 また、バルマーには、リーグおよびチームのすべての活動への1年間の参加停止処分が下されている。NBAはバルマーについて、レナードがオフコート収入を得る機会を得られるよう「故意に」支援しようとしたことなどを認定している。

 チームのバスケットボール部門を統括するローレンス・フランクには6カ月間、ビジネス部門を統括するジリアン・ザッカーには1年間の無給での職務停止処分が科された。さらに、レナードの元ビジネスマネージャーであるロバートソンも、NBAのチームやその関連組織と5年間にわたってビジネスを行うことを禁じられた。

 一方、レナード本人には70万ドル(約1億円)の支払いが命じられた。ただし、契約の無効化や出場停止処分は科されていない。

 NBAはレナードについて、ロバートソンを通じてクリッパーズにオフコート収入獲得への協力を求め、実際に複数の機会を得たこと、さらにチームが負担した個人的な費用を返済していなかったことがサラリーキャップ規定への違反にあたると認定した。

 レナードは今回の処分を受け、代理人を通じて以下の声明を発表した。

「誠実であることと、このスポーツへの敬意は、私がどのような人間なのかを示す根幹です。私の身近な人々による判断の過ちについて、全面的に責任を受け入れています。そして、この件がファンや家族の皆さんに与えた混乱を申し訳なく思っています」

 一方で、レナードはクリッパーズとの契約や問題となった複数の合意について、「誠実な意図で締結した」と説明。サラリーキャップを迂回する意図があったことは知らなかったと主張した。

 さらにレナードは、「この15年間、私の最優先事項は家族、バスケットボール、そしてコートを共にする人々にすべてを捧げることだった」としたうえで、今回の問題を区切り、新たなスタートを切る決意を示している。

「トロントに戻るにあたり、自分でコントロールできることに集中し、この章を終わらせ、新たなスタートを切ることに目を向けています」

 今回の調査の発端となったのは、2025年9月にジャーナリストのパブロ・トーレ氏が報じた、レナードとアスピレーション社の約2800万ドル(約44億5000万円)のスポンサー契約だった。同社はその後破産申請に至っており、共同創業者のジョセフ・サンバーグは投資家や金融機関から少なくとも2億4800万ドル(約394億円)をだまし取った罪を認め、禁錮14年を言い渡されている。

 なお、クリッパーズ側はNBAの調査結果を「強く拒絶する」と声明を発表。調査は事実や証拠ではなく、あらかじめ決められた結論を正当化するための「著しく偏ったもの」と主張し、処分についても「あらゆる手段を通じて」争う意向を示している。

 今回の処分を受け、今夏に成立していたレナードのトロント・ラプターズへのトレードをめぐる状況も動き出すとみられている。約1年にわたって続いた調査に決着がついたことで、2019年に球団史上初のNBA制覇へ導いたトロントの地で、再びプレーすることになったレナード。その新たな挑戦にも注目が集まりそうだ。

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