2026.03.26
3月25日(現地時間24日、日付は以下同)、NBA選手会(以下「NBPA」)は、“65試合ルール”の改正を求める声明を発表した。
声明では、「キャリアの中で重要なシーズンを送ったケイド・カニングハム選手が、ポストシーズンの個人賞対象外になる可能性があることは、65試合出場ルールの明白な欠陥」として「このルールを廃止または改正する必要がある」と述べ、「このルールが導入されてから、あまりにも多くのふさわしい選手たちが、過度に厳格な出場枠によってシーズン終了後の賞から不当に除外されてきました」と訴えられている。
現在のルールでは、MVPや最優秀守備選手賞(DPOY)、オールNBAチーム、オールディフェンシブチームといった個人賞は、レギュラーシーズン全82試合のうち65試合以上に出場していなければ対象外となる。今シーズンのデトロイト・ピストンズの躍進を支え、MVP候補の一角をなす活躍を見せたカニングハムは、今月20日に肺気胸と診断されたため長期離脱を余儀なくされており、復帰時期によっては個人賞の資格対象外となる可能性が高まっている。
カニングハムに加え、この“65試合ルール”によってヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)やステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)が個人賞の資格対象外となっている。今回のルール改正要求に関して、26日にロサンゼルス・クリッパーズのカワイ・レナードが以下のようにコメントした。
「リーグにとって、良いことだとは思う。健康な選手がただ休む、ということを防ごうとしているわけだからね。でも、本当にケガをしている選手まで無理にプレーさせるようなルールにしてはいけない。慢性的な痛みを抱えている状態で、無理に1試合のために出場しようとするのは合理的じゃない。結局は、健康な選手がプレーするものだ。そうあるべきだよ」
レナードは、サンアントニオ・スパーズ在籍時に大腿四頭筋の慢性的な負傷に悩まされ、試合出場可否をめぐってチームと見解の相違を生んだ過去がある。また、トロント・ラプターズでは連戦を避けるなど“ロード・マネジメント”(コンディション維持やケガ予防を目的とした計画的な出場制限)を運用した末に、リーグ制覇を果たした。ロード・マネジメントによって結果を掴んだ経験を持つレナードは、“65試合ルール”に対して選手の健康と競技の在り方の観点から持論を示した。
まずはカニングハムの早期回復を祈るばかりだが、選手の健康と競技の公平性や興行価値のバランスにおいて、“65試合ルール”はNBAが抱える課題を改めて浮き彫りにしている。
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