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アダム・シルバー、クリッパーズとレナードの疑惑に言及「そろそろ結論を出すべき」

クリッパーズのレナード(右)とオーナーのスティーブ・バルマー(中央) [写真] = Getty Images
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 NBAコミッショナーのアダム・シルバーが、ロサンゼルス・クリッパーズカワイ・レナードを巡るサラリーキャップ回避疑惑について言及した。NBAファイナル開幕前に行われた毎年恒例の記者会見で、調査が「そろそろ結論を出すべき段階に近づいている」と明かしている。

 リーグは昨年9月から、高級法律事務所ワクテル・リプトン・ローゼン&カッツを通じて調査を実施。クリッパーズがチームスポンサーを介し、レナードに対して実質的な業務を伴わない高額スポンサー契約を提供していたかどうかを調べている。

 発端となったのは、ジャーナリストのパブロ・トーレ氏による報道である。同氏のポッドキャスト番組『Pablo Torre Finds Out』では、現在は破産している環境関連企業「アスピレーション」の元従業員7名が匿名で登場。レナードが2022年に締結した4年総額2800万ドル(1ドル=159円換算で約45億円)のスポンサー契約について、「実態のない仕事(”no-show job”)」であり、「NBAのサラリーキャップを回避するためのものだった」と証言した。

 今年5月、同番組はこの調査報道によってピューリッツァー賞の音声報道部門を受賞。さらに今週に入り、「アスピレーション」共同創業者のジョセフ・サンバーグが、クリッパーズのオーナーであるスティーブ・バルマーら投資家を欺いた詐欺事件により、禁錮14年の判決を受けた。一連の動きを受け、長らく進展が伝えられていなかった本件への関心が再び高まっている。

 クリッパーズおよびレナード、バルマーはいずれも一貫して不正行為を否定している。シルバーは本件について、「最も重要なのは正しい結論にたどり着くこと」と強調した。

「実際に何が起きたのか、あるいは起きなかったのかについて、さまざまな見方があることは承知しています。しかし、世間の印象だけを根拠に判断することはできません。私の仕事は、事実を追うことです。いつまでも調査を続けるわけにはいきません」

 シルバーによると、調査報告書は近く提出される見込みだという。NBAの規定では、リーグが承認した契約以外の形で選手へ追加報酬を支払うことは禁止されている。現地メディア『The Athletic』によると、アスピレーションとの契約がサラリーキャップ回避策と認定された場合、クリッパーズには巨額の罰金やドラフト指名権の剥奪、さらにはレナードとの契約無効といった厳しい処分が科される可能性がある。

 調査開始から約9カ月。リーグがどのような結論を下し、処分の有無を含めてどのような判断を示すのか、その行方に注目が集まる。

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