2026.06.04
ロサンゼルス・クリッパーズのカワイ・レナードが、NBAによる調査の一環として事情聴取を受けたようだ。現地メディア『RealGM』が報じている。
記事によると、レナードはクリッパーズによるサラリーキャップ規定違反の疑惑を巡る調査で、NBAの調査担当者から聞き取りを受けたという。あわせて、叔父でありビジネスアドバイザーを務めるデニス・ロバートソン氏、球団オーナーのスティーブ・バルマー、クリッパーズ幹部、さらには問題の中心とされる企業「アスピレーション」の関係者らも事情聴取を受けたとされている。
NBAは、昨年9月にこの疑惑について調査を開始。発端となったのは、レナードが2022年から2025年にかけてアスピレーション社から総額2800万ドル(1ドル=159円換算で約45億円)の報酬を受け取る契約を結んでいたとされる疑惑である。契約内容が実態を伴わない“名目上のスポンサー契約”だった場合、クリッパーズが第三者を介してレナードへ追加報酬を支払い、サラリーキャップを迂回していた可能性があるとして、リーグが調査を進めている。
クリッパーズとバルマーは一貫して疑惑を否定しており、球団関係者の中には「犯していない違反について無実を証明しようとしている」と、調査の長期化に不満を募らせている人物もいるという。一方で、調査結果や処分の有無については、球団内部でも見通しが立っていないようだ。
また、NBA選手会(NBPA)も今回の案件を注視しているとみられる。記事によれば、仮に球団側がレナード個人のスポンサー契約の詳細を把握していなかったにもかかわらず処分を受けた場合、選手会が強く反発する可能性があるという。NBAでは、球団が選手のチーム外スポンサー契約に関与したり、その内容を把握したりすることは認められていない。
NBAファイナル開幕前には、コミッショナーのアダム・シルバーが「調査を終結させる段階にかなり近づいている」とコメント。リーグから正式な結論はまだ示されていないものの、独立調査機関による調査は最終局面を迎えているとみられる。
クリッパーズはレナードを中心に優勝を目指すチーム作りを続けてきたが、リーグ有数の大型案件として注目を集める今回の調査は、今オフのNBA全体にも影響を及ぼしかねない。果たしてリーグはどのような結論を下すのか。その行方に注目が集まっている。
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