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物議を醸した“65試合ルール”、来季も継続か…NBAコミッショナーは成果を強調

“65試合ルール”の是非についてコミッショナーが言及 [写真] = Getty Images
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 6月6日(現地時間5日)、NBAコミッショナーのアダム・シルバーは記者団との会見で、ロードマネジメント(負荷管理)を巡る議論について言及した。現地メディア『The Athletic』がその発言内容を取り上げている。

 シルバーは、今シーズン特に物議を醸した“65試合ルール”への支持を改めて表明。「この制度は機能している」と明言したうえで、近い将来に撤廃される予定はないことを強調した。

 現在のルールでは、MVPやオールNBAチームをはじめとしたアウォードの受賞資格として、「レギュラーシーズン65試合以上出場」が求められている。

 ルカ・ドンチッチ(ロサンゼルス・レイカーズ)やケイド・カニングハム(デトロイト・ピストンズ)、アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)など、今シーズンのNBAを象徴するような選手たちが相次いでシーズン終盤に離脱し、65試合の出場条件を満たせずにシーズンを終えた。

 その後、NBAとNBPA(選手会)が「特別な事情条項(Extraordinary Circumstances Provision)」の適用で合意し、ドンチッチとカニングハムのアウォード受賞資格は復活。一方でエドワーズは異議申し立てを行ったものの認められず、アウォードの受賞資格を失った。こうした事例もあり、ファンの間ではルールを疑問視する声や改正を求める意見が相次いだ。また、NBPAも3月下旬に制度の「廃止または見直し」を求めている。

 シルバーは「“65試合ルール”によってスター選手の出場率は上昇した」と成果を強調。そのうえで、“選手の負担軽減”について独自の見解を示した。

 「ロードマネジメントについて言えば、怪我の増加が見られるのはシーズン終盤ではありません。多くの試合を消化した時期ではないのです。我々が怪我の増加を確認しているのは、オールスター後だけです。ここに因果関係があるかは分かりません。しかし、休養日に適切な負荷がかかっていないことが原因かもしれません」

 シルバーによると、NBA内部のデータでは「休養が多いほど怪我を防げる」という一般的な考え方とは異なる可能性を示しているという。また、AI(人工知能)が今後の怪我予防研究に役立つとの見方も示した。

 現在のNBAでは、スペースを広く使う“ペース&スペース”のスタイルが主流となっており、試合のスピードは過去と比べて大幅に上昇している。ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHCは、この点が怪我増加の要因だと以前から主張しているが、トレンドの変化に伴う負傷リスクについて、シルバーは具体的な言及をしていない。

 選手の健康管理とファンへの価値提供、そのバランスをどう取るべきか。“65試合ルール”を巡る議論は、今後もNBAの重要なテーマとなりそうだ。

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