1時間前

シーズン終盤に物議を醸した“65試合ルール”…コミッショナーと選手会長がコメント

エドワーズ(左)のアウォード受賞資格をめぐりフィンチHC(右)が不満を吐露 [写真] = Getty Images
バスケ情報専門サイト

 4月17日(現地時間16日)、NBAルカ・ドンチッチ(ロサンゼルス・レイカーズ)とケイド・カニングハム(デトロイト・ピストンズ)に対し、シーズン終了時におけるアウォードの受賞資格を与えることでNBA選手会(NBPA)と合意した。

 ドンチッチとカニングハムは、アウォードの受賞資格として必要とされる「レギュラーシーズン65試合以上出場」の基準を満たしていなかったが、この要件が例外的に免除されることとなった。今シーズンのNBAを牽引した2人が受賞資格を得たことは明るいニュースとなった一方、この“65試合ルール”は引き続き議論を呼んでいる。

 アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)も同規定を満たせず、欠場の中には感染症による体調不良が含まれていたことから、選手会による異議申し立ての対象となっていた。しかし、仲裁手続きに進んだ結果、アウォード受賞資格の対象外と判断された。

 この結果を受け、ウルブズのクリス・フィンチHC(ヘッドコーチ)は“65試合ルール”への不満を明らかにした。

「(エドワーズ以外の2人が受賞資格を得たことについて)3分の2で覆されるような異議申し立て制度があるなら、この“65試合ルール”自体にどんな意味があるのか分からない」

 また、MVPレースの有力候補であるビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)やニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)も、シーズン終盤まで“65試合”に到達できるかの瀬戸際にあった。ナゲッツのデイビッド・アデルマンHCは、「常にプレーを望んでいる選手が賞の対象にならないのは、このルールの趣旨から外れている」と見直しを求める声を上げた。

 一方で、NBAは一貫してこのルールに満足している姿勢を示している。コミッショナーのアダム・シルバーは3月の会見で「このルールは機能している」と述べた。

「ルール導入前の3年間において、オールNBA選手の約3分の1が試合の80パーセントに出場しておらず、これはリーグにとって大きな問題でした。選手会との間で何らかの対策が必要だという認識が一致し、その結果が“65試合ルール”だったわけです。“68”でも“62”でも良かったかもしれませんが、それは交渉の産物です。全体としてはうまく機能しています」

 シルバーは続けて、「実際に選手がコートに立つ機会が増えている」と効果を強調した。一方で、選手会長を務めるフレッド・バンブリート(ヒューストン・ロケッツ)は、現状を「ルール自体を再評価する機会」と捉え、「オールNBAなどの投票はケースごとに判断できるようにすべき」との考えを示した。

 現地メディア『ESPN』によると、アウォード対象選手の確定に時間を要したことから、今シーズンは通常よりも投票プロセスの開始が遅れているという。例年、プレーオフに合わせて4月後半から各賞の発表が始まり、最終候補者の発表を経て、個別賞およびオールNBA、オールディフェンシブ、オールルーキーチームが順次発表される見込みである。

フレッド・バンブリートの関連記事

NBAの関連記事

BASKETBALLKING VIDEO