1時間前

“学校を休んでまで見ていた”NBAプレーオフに臨む八村塁…最高の舞台でのプレーで「子どもたちの勇気に」

リモート会見に対応する八村塁
バスケ情報専門サイト

 4月16日(現地時間15日)、ロサンゼルス・レイカーズ八村塁が日本のメディアに向けたリモート会見に応じた。今シーズンのレギュラーシーズンを53勝29敗とし、ウェスタン・カンファレンス4位でプレーオフに臨むレイカーズの一員として、大一番に向けた心境や対戦相手への印象を語った。

 レイカーズで4シーズン目となった八村は、今シーズンのレギュラーシーズン68試合に出場。1試合平均28.3分のプレータイムで11.5得点3.3リバウンドをマークし、フィールドゴール成功率は51.4パーセントを記録した。なかでも際立ったのが3ポイントシュートで、成功率44.3パーセントというリーグ5位の高確率を叩き出した。

 シュート精度向上の要因を問われると、「もともとミドルレンジは昔からの得意なところ。レイカーズに入ったときに3ポイントのほうに比重を置くように言われた」と明かす。「3ポイントとミドルを使い分けるのは難しかったですが、去年や今年あたりから自分でもしっかり分けられるようになってきたので、今年は効率よくできたんじゃないかと思います」と自身の進化を自己分析した。

 長年チームを牽引してきたレブロン・ジェームズとのプレーオフが「最後になるかもしれない」という問いに対しては、「そういう話は聞いていない」としつつも、「彼とも4年間ずっとプレーできていることに対してはすごくうれしいですし、すごく尊敬している。彼との一日一日、毎試合をしっかり大切にしていきたい」と特別な思いを口にした。

 チームは現在、ルカ・ドンチッチオースティン・リーブスといった主力選手が負傷を抱える苦しい状況にある。しかし、八村は「ケガというのはこの世界では仕方ないこと。NBAは待ってくれないですし、そういうときに限って本当にチームが強いかがわかってくる」と前を向く。自身の役割についても「いない分もっと頑張ろうということで、ボールが回ってきたりタッチが増えたりするので、オフェンスでもっとアグレッシブにいけたら」と意気込みを語った。

 19日(同18日)にプレーオフ1回戦で激突するヒューストン・ロケッツについては、「すごいフィジカルなチームなので、自分でもしっかりマッチしていかなきゃいけない」と分析。相手のキーマンとしてケビン・デュラントに加え、「ボールを持ってゲームを支配し、得点もアシストもできる」とアルペレン・シェングンを警戒し、勝敗を分けるポイントとして「アグレッシブなアタック」と「シューティング」を挙げた。

 また、スタッツにも表れている献身的なボックスアウトについては、「一人がボックスアウトをしていないとチームでリバウンドが取れない。中学・高校、大学のときもボックスアウトの練習はすごくしていたので、そこは意識してやっています」と、学生時代から培ってきた基本技術が最高峰の舞台で生きていることを明かした。

 国際大会のような一発勝負とは異なり、4勝を先取するプレーオフの戦いを「マラソン」と表現する八村。自身もカンファレンス・ファイナルまで進出した経験を持つことから、「あのときの雰囲気やハイレベルなバスケは今でも覚えている。NBAで勝つことがどれだけ難しいか理解していますし、アグレッシブさやディテールへのフォーカスの大事さもわかっている。ヒューストン戦からアグレッシブにやりたい」と力を込めた。

 日本人選手として唯一プレーオフの舞台に立つ意義について問われると、「僕も中高生のときに学校を休んでまで見ていました」と笑顔を見せ、「インテンシティの高さや選手たちの本気度を見られる最高レベルの舞台。(日本の)子どもたちが見て勇気づけられたり、モチベーションになってくれたらいいなと思います」とメッセージを送った。

八村 塁の関連記事

NBAの関連記事