2025.10.19

ステフィン・カリーが来季以降もカーHCの続投を希望「僕らの関係はそれに値すると思う」

ウォリアーズのカリー(左)とカーHC(右)[写真]=Getty Images
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 ゴールデンステイト・ウォリアーズステフィン・カリーは、2009年のドラフト1巡目7位で指名されてNBA入り後、このチーム一筋で4度のNBAチャンピオンに輝き、2025-26シーズンで在籍17シーズン目を迎える。

 ダラス・マーベリックスで21シーズンをプレーしたダーク・ノビツキーを筆頭に、1つの球団に17シーズン以上も所属してきたのはカリーがNBA史上10人目で、現役最長記録になっている。

 そのカリーは、キャリア最初の5シーズンこそドン・ネルソン、キース・スマート、マーク・ジャクソンが指揮を執ってきたのだが、2014-15シーズン以降はスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)の下でプレーし、今シーズンで12シーズン目となる。

 たたし、カーHCは今シーズンが契約最終年。10月1日(現地時間9月30日、日付は以下同)の練習後の会見で、指揮官は「毎日、自分のこなしていることが大好きなんだ。アリーナに行くのが楽しみでね。できたらあと数年間ここにいたい」と口にしつつ、契約状況についてこう話していた。

「シーズン中に交渉があるとは見ていない。これに関しては誰にも分からないんだ。もしかしたら、何らのことが起こる可能性はあるかもしれない。でも私は心配していないし、考えてもいない。ただ、我々全員が(シーズン終了まで)待つことが理に適っていると思っている」

 現行契約が残り2年のカリーにとって、もし今シーズン終了後にカーHCが退団となれば、新たな指揮官の下でプレーすることになるのだが、18日に『ESPN』へ公開された記事の中で、カーHCとともにキャリアを終えたいと望んでいた。

「僕は世界選手権(現FIBAワールドカップ)で、コーチ(マイク・シャシェフスキー)の下で2度プレーしてきた。(NBAでは)マーク・ジャクソン、キース・スマート…それ以外のコーチの下でプレーできるかどうかは話したくないんだ。僕ら(の関係)はそれに値すると思っている。このリーグではいろんなことが変わっていく。僕らがコントロールできることには限りがある。でも僕らはすごく特別な状況にいて、その機会(を生かす)に値すると思う」

 ウォリアーズはカーHCの下、カリー、ドレイモンド・グリーンクレイ・トンプソン(現ダラス・マーベリックス)、アンドレ・イグダーラ(元ウォリアーズほか)を中心とした布陣で4度のリーグ制覇を達成。

 カリーは2024年夏のパリオリンピックでアメリカ代表の一員として金メダルを獲得。この時アメリカ代表で指揮を執っていたのはカーHCだったことから、両者の絆は深く、良好な関係を構築してきたと言っていい。

 カリー、グリーン、ジミー・バトラー3世の“ビッグ3”にアル・ホーフォードバディ・ヒールドブランディン・ポジェムスキーらを擁する今シーズンのウォリアーズが、どんな結末を迎えるのかは必見だ。

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