2025.10.04
10月2日(現地時間1日、日付は以下同)。ゴールデンステイト・ウォリアーズは、制限なしFA(フリーエージェント)のセス・カリーと契約を結んだことを発表した。
セスの兄は言わずと知れたステフィン・カリーで、今夏もカリーブランドのアジアツアーで共演。セスは2013-14シーズンにウォリアーズ傘下のGリーグチーム、サンタクルーズ・ウォリアーズでプレーしたものの、NBAのウォリアーズでプレーするのは初となる。
35歳のセスは、185センチ83キロのシューティングガード。ドラフト外からはい上がり、これまでダラス・マーベリックスやフィラデルフィア・セブンティシクサーズ、ブルックリン・ネッツなど複数のチームに所属し、ここ約2シーズンはシャーロット・ホーネッツでプレー。
NBAキャリア11年目の昨シーズンは、ホーネッツで68試合へ出場し、平均15.6分6.5得点1.7リバウンドに加え、3ポイントシュート成功率45.6パーセントでリーグトップに立った。
兄のステフは昨シーズンに平均4.4本の3ポイントを沈め、2シーズン連続(通算10度目)でリーグトップに君臨。レギュラーシーズン通算3ポイント成功数4058本は歴代最多で、成功率でも歴代13位の42.32パーセントの高水準を誇る。
それでも、弟セスもレギュラーシーズン通算550試合の出場で3ポイント成功率43.29パーセント(平均1.7本成功)の高精度で、ルーク・ケナード(アトランタ・ホークス)の43.79パーセントに次いで現役2位、歴代でも7位にランクする実力者。
これまで、兄と同じチームでプレーすることを望んでいなかったセスだが、お互いのキャリアにとってこの段階で共闘するのは「間違いなく特別なこと」と笑みを見せていた。
そんなセスにとって、ウォリアーズは通算10チーム目。3日の入団会見で、兄ステフがプレーしていることもあって、35歳のベテランは「この16年間というもの、僕はたぶんウォリアーズの試合の95パーセントは見てきたんだ。だからこのチームのプレースタイルはほとんど知っているようなものさ」と話していた。
兄ステフはこれまでのキャリア16シーズンすべて、父デル・カリー(元ホーネッツほか)もキャリア16シーズンでずっと背番号30を着用。セスもほとんどのチームで30番に袖を通してプレーしてきたのだが、さすがに“ウォリアーズの30番”はつけることができず、笑みを交えて「彼からそれを買おうとしたよ。けど彼はお金なら必要ないと言ってきた。NBAもあまり好まないと思うしね」と明かし、背番号31を着用することになった。
ウォリアーズのバックコートにはステフ、ブランディン・ポジェムスキー、バディ・ヒールド、ディアンソニー・メルトン、モーゼス・ムーディー、ゲイリー・ペイトン2世がいるため選手層が厚い。そうした環境で、セスがどれほどのプレータイムを手にすることができるか注目していきたい。
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