2025.10.03
10月2日(現地時間1日、日付は以下同)。ゴールデンステイト・ウォリアーズは、アル・ホーフォード、ディアンソニー・メルトン、セス・カリーと契約を結んだことを正式に発表した。
2025-26シーズンのウォリアーズで、ホーフォードは20番、メルトンは8番、カリーは31番をそれぞれ着用していくこととなる。
昨シーズンにウォリアーズで開幕を迎えたメルトンは、6試合の出場で平均20.2分10.3得点3.3リバウンド2.8アシスト1.2スティールに3ポイント成功率37.1パーセント(平均2.2本成功)をマーク。
しかし、昨年11月中旬に左ヒザの前十字靭帯を負傷したことで戦線離脱。翌12月にブルックリン・ネッツへトレード後、1試合も出場できずに昨シーズンを終えていた。
ウォリアーズはメルトンの状態を4週間後に再評価すると発表していて、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は「今後2、3カ月のうちに準備が整うだろう」と話している。
ステフィン・カリーの弟セスは、2013-14シーズンにウォリアーズ傘下のGリーグチーム、サンタクルーズ・ウォリアーズでプレーしたものの、NBAのウォリアーズで出場した経験は皆無。
ドラフト外でNBA入りし、これまでダラス・マーベリックスやフィラデルフィア・セブンティシクサーズ、ブルックリン・ネッツ、シャーロット・ホーネッツなどでプレーし、レギュラーシーズン通算550試合の出場でキャリア平均10.0得点2.0リバウンド1.9アシストを残してきた。最大の強みは3ポイントシュートで、レギュラーシーズンではNBA歴代7位の成功率43.29パーセントを誇り、平均1.7本を沈めている。
兄のステフィン・カリーがNBA歴代13位の42.32パーセントの高精度で歴代最多の4058本を決めているだけに、“カリー兄弟”がいることで相手チームから警戒されることは間違いない。
もっとも、今オフの補強における最大の目玉はホーフォードだろう。キャリア18年を誇る39歳は、206センチ108キロのビッグマン。直近9シーズンのうち、7シーズンをボストン・セルティックスでプレーし、2023-24シーズンに主力の1人として優勝も経験している。
ウォリアーズのホーム、チェイス・センターで2日に会見へ臨んだホーフォードはこう語る。
「ハイレベルな舞台で勝つために、競い合う素晴らしい機会。ウォリアーズについて思うのは、ステフ、ドレイモンド(グリーン)、スティーブ・カー、あと今ではジミー・バトラー3世もいる。昨年のトレードで加入後、彼が後半にやっていたこと、このチームのプレーぶりも印象的だった」
セルティックスでジェイソン・テイタムやジェイレン・ブラウンらとともにプレーし、先発と控えを行き来しながらオフェンスではフロアスペーサーとなって3ポイントを狙いつつ、ドライブでペイントアタックやポストプレーなどで加点。
ディフェンスでは相手チームのボールハンドラーに引っ張り出されても懸命にガードし、リム周りではブロックショットを浴びせるなど攻防両面で活躍してきた。

2022年のファイナルでも対戦したホーフォード(左)とカリー(右)[写真]=Getty Images
ホーフォードはセルティックスを離れることは「簡単な決断ではなかった」と明かした一方、これまで何度も対戦してきたカリーとの共演をこう口にしていた。
「彼(カリー)と一緒にフロアにいられるのが楽しみだね。もうこれで彼のことを追いかけ回したり、彼(のショット)をコンテストしなくて済む。僕らはいま同じチームにいる。僕にとってはスペシャルなことさ」
カリーはプレーオフでも通算3ポイント成功数650本でNBA歴代1位に立っている。そこに加わるホーフォードは、センターとしては歴代最多の198本(歴代33位)の長距離砲を放り込んできただけに、彼らの共演も注目していきたい。
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