2025.10.10
ゴールデンステイト・ウォリアーズは、10月6日(現地時間5日、日付は以下同)にプレシーズンゲーム初戦を迎え、ロサンゼルス・レイカーズに111-103で勝利。続く9日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦でも、129-123で制してここまで2戦全勝していて、プレシーズンゲームを3試合残している。
今オフに復帰したディアンソニー・メルトンはケガから回復中で、1年契約を結んだセス・カリーもここまでの2試合を欠場も、ステフィン・カリー、ドレイモンド・グリーン、ジミー・バトラー3世の主軸に加え、新加入アル・ホーフォードやローテーション入りするモーゼス・ムーディー、ブランディン・ポジェムスキー、バディ・ヒールド、さらには再契約したジョナサン・クミンガも出場している。
そうした中、9日に米メディア『ESPN』の番組“NBA Today”へ、ウォリアーズが誇る“ビッグ3”のインタビューが公開。ウォリアーズ一筋17年目のカリーと14年目のグリーン、キャリア15年目でウォリアーズ在籍2年目のバトラー3世が、一緒にフルシーズンを戦うのは今シーズンが初となる。

昨季途中に結成したビッグ3が初のフルシーズンへ臨む[写真]=Getty Images
スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)の下、ウォリアーズはカリーとグリーン、クレイ・トンプソン(現ダラス・マーベリックス)を中心に計4度のリーグ制覇を達成。カリーとグリーンはNBAファイナルを6度経験していて、バトラー3世もマイアミ・ヒート時代に2度ファイナルの大舞台へ立ってきた。
22日のレイカーズ戦で幕を開けるレギュラーシーズンは82試合あり、王座獲得となればプレーオフでも4つのシリーズで相手よりも先に4勝しなければならないのだが、グリーンはこう話していた。
「俺は(4度の優勝について)話すとき、言葉が出なくなる。どうやって俺たちがそこへ立つことになったのか、考えさせられるんだ。そのことを思い出すと、すぐさま現実に戻らなければならない。俺たちが、それを成し遂げるために何が必要かを知っているからだ。健康体でいられるなら、俺たちに倒せない相手などいない」
昨シーズンのウォリアーズは、今年2月にバトラー3世がトレードで途中加入し、ウェスタン・カンファレンス第7シードでプレーオフへ進出。ファーストラウンドで第2シードのヒューストン・ロケッツを4勝3敗で撃破した。
だが、カンファレンス・セミファイナルではミネソタ・ティンバーウルブズの前に1勝4敗で敗退。ただ、カリーがシリーズ初戦でハムストリングを負傷したことで翌第2戦から全休しており、ベストメンバーで戦うことができずにいた。
トレーニングキャンプから始動させて迎える今シーズン。カリーも現在のウォリアーズに自信をのぞかせていた。
「僕らには正当なチャンスがある。ウェストにいるどのチームとも対等に戦える。確かに、健康面ですべてがうまくいく必要がある。チャンピオンシップを勝ち獲るためにはある程度の条件が必要で、僕らはプレーオフでそれを証明する機会を手にしたいんだ。2022年の優勝を考えると、もしトレーニングキャンプでこのチームがすべてを勝ち獲るチームだと言われたら信じただろうけど、10点満点で絶対とは言い切れないかもしれない。どこかで証明する必要があったんだ」
カリーのシュート力を最大限に生かしたオフェンスで相手を崩すウォリアーズだが、1対1から局面を打開できるバトラー3世が加わったことが大きいという。
「(今シーズンも)少し似ているところはあると思うけど、ジミーが加わったことであの頃にはなかった新たな原動力があるから、最後まで楽しみにしている」
今シーズンのウォリアーズは、39歳のホーフォード、37歳のカリー、36歳のバトラー3世、35歳のグリーンと、大ベテランたちが主軸を務めるため、年齢面の不安があることは否定できない。彼らに若手と中堅をうまくブレンドさせて長丁場を乗り切りたいところだ。
2025.10.10
2025.10.10
2025.10.10
2025.10.10
2025.10.10
2025.10.10