ポイントガードとして評価を受けるレブロン
昨季はレギュラーシーズンで平均10.2アシストを記録し、キャリア17年目にしてアシスト王に輝いたレブロン・ジェームズ。ロサンゼルス・レイカーズを通算17回目のチャンピオンシップへと導き、自身も4回目の優勝とファイナルMVPに輝いた。
今季で18シーズン目を迎え、今月12月には36歳になるレブロン。晩年に差し掛かるにつれて進化を続ける彼だが、シーズン開始前のリーグの調査で興味深い数字を残している。『ESPN』によれば、『リーグにおいて最高のポイントガードは?』というテーマでNBAは全30球団のゼネラルマネージャーに調査を実施。結果はステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が30パーセント、デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)が22パーセント、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)が19パーセント、クリス・ポール(フェニックス・サンズ)が15パーセント、そしてレブロンが11パーセントの評価を獲得したそうだ。
この結果に『The Jump』に出演したポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)は、「私はもともとルカ・ドンチッチこそがベストだと言っていたが、もしレブロンこそが最高の選手でポイントガードとしてプレーしているなら、彼こそがこのリーグの最高のポイントガードだろう」とコメント。「彼はアシストでリーグのトップに立ったんだ。間違いなくリーグで最高の司令塔だよ」と語っている。
レブロンのポジションはスモールフォワードとして登録されているが、キャリアをとおしてボールハンドラーを務め、視野の広さと高いバスケットIQ、そして圧倒的なセンスでこれまでハイライトに残るアシストを記録してきた。今回リーグのゼネラルマネージャーたちからも“ポイントガード”として一定の評価を受けているが、それだけレブロンのボールを持った時の支配力、超一流ガードに引けを取らないアシストが高く評価されている証拠なのかもしれない。