「つらいからこそ前向きに彼を励ましていく必要がある」
2019年NBAファイナルで左ひざ前十字靭帯を断裂して以来、コートから遠ざかっているゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソン。本来であれば今季の完全復活が期待されていたが、練習中に右アキレス腱を断裂し、2シーズン続けて全休となった。
このニュースは多くのファンだけでなく、ウォリアーズのメンバーにもショックを与え、事実ステフィン・カリーも涙を流したと話している。しかしドラフトやトレードで戦力を整えたウォリアーズは、プレーオフの舞台を目指して新シーズンに挑む。そうしたなかでカリーは、トンプソンに「できる限りシーズン中は一緒にいて欲しい。僕らには君が必要なんだ」と告げていたという。『NBC Sports Bay Area/California』が報じている。
今季も試合に出場できないとしても、トンプソンは昨季と同様に会場に帯同する可能性がある。欠かせない相棒についてカリーは、「彼が復帰するためにハードに練習をこなしていたことは僕も知っていたよ。けれど同じように努力をこなし、リハビリに集中することになった。チームメートとして僕らは彼に寄り添い、つらいからこそ前向きになって彼を励ましていく必要がある」とコメント。たとえともにコートに立てなくとも、ここまで戦い抜いてきた仲間として、精神的に寄り添う考えを持っている。
「彼はまだ若いし、これまで驚くべきシーズンを送ってきたんだ。僕らは彼を信じているし、戻ってきてくれると思う」と、締めくくったカリー。深刻なケガを負い続けて長くバスケットをプレーできないことは、トンプソンにとってつらい出来事であるはず。だからこそカリーは彼のカムバックを信じ、支え続けようと思っているのかもしれない。