1月10日(現地時間8日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズはマイアミ・ヒートとホームで対戦。昨日のボストン・セルティックス戦から本拠地へと戻っての連戦となる中、主力選手であるラッセル・ウェストブルックが左大腿四頭筋打撲のため欠場。さらに前日の対戦相手だったジェイソン・テイタムが、新型コロナウイルス(COVID-19)の検査で陽性であることが判明。その試合終了後に彼とマスクなしで会話をしていたブラッドリー・ビールも濃厚接触者として試合を欠場することになった。
ウィザーズを代表するエリートガード2人を欠く中で、八村塁はスターターとして試合に臨んだ。前半バム・アデバヨと1対1で駆け引きをし、ポンプフェイクから体を接触させるとバスケットカウントを獲得。さらにコーナーでデニ・アヴディアとのピックアンドロールでレイアップも沈めていく。
前半のみで3ファウルを犯してしまった八村だったが、後半も変わらず得点に貢献。第3クォーター開始早々にミドルレンジからプルアップジャンパーを沈めれば、トランジションでもレイアップをフィニッシュ。また試合終盤にはペリメーターでジミー・バトラーに1対1を仕掛ける場面もあり、フィジカルを生かして左ドライブから力強くレイアップを決めた。
最後のフィールドゴールではタイラー・ヒーロー相手に、ビハインドザバックから右に切り返してフェイダウェイを放つなど、非常にスキルフルなスコアリングも披露した八村。主力を欠く中でヒートを追い詰めたが、124-128とあと一歩のところで及ばなかった。この試合で八村は約26分出場し、17得点5リバウンド2アシストをマークした。