2021.01.08

日本時間9日のセルティックス戦で「しっかりと立ち直るだろう」と指揮官が八村に期待

八村が所属するウィザーズは、日本時間9日にセルティックス戦に臨む[写真]=Getty Images
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 1月8日(現地時間7日、日付は以下同)。この日試合のなかったワシントン・ウィザーズは、チーム練習とフィルム セッションを行なった。

 開幕5連敗から2連勝していたウィザーズは、7日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦に競り負けたことで、ここまでイースタン・カンファレンス13位の2勝6敗。今後は9日にボストン・セルティックス戦、10日にマイアミ・ヒート戦に臨むこととなる。

 シクサーズ戦ではブラッドリー・ビールがキャリアハイの60得点を奪うなどオフェンスが爆発したものの、最後は136-141で惜敗。八村塁は24分9秒プレーしたものの、第4クォーターは出場せず、ベンチからチームメートたちの戦いを見守った。

 スコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)は8日の練習後、八村についてこう話している。

「実は今日の練習で、こんな話をしたんだ。ラス(ラッセル・ウェストブルック)もこの話をしたんだが、このチームで相手の1番(ポイントガード)から5番(センター)まで守れるのは『塁だけだ』とね。塁がしっかりと集中していれば(誰でも止められる)。もちろん、成長の余地はまだたくさんあるが、チームトップの選手(ウェストブルック)がこうして太鼓判を押すのは大きいこと」。

 当たり負けしない身体とスピード、クイックネスを兼備する八村は、今季も先発パワーフォワードとしてプレーしており、4試合を終えてチーム4位の平均12.8得点に3.3リバウンド2.0アシスト、フィールドゴール成功率51.6パーセントを記録。シクサーズ戦では8得点2リバウンドに終わったものの、指揮官は次戦で挽回できると期待している。

「昨日、どういうわけか塁は試合前からハマッていなかった。塁だけじゃなく、他の選手たちもね。引き締まっていなかったんだ。若手選手たちの経験の浅さが響くこともあるが、なによりも大事なのは(試合に向けた)心構え。昨日の塁は珍しく集中しきれていなかった。でも明日の試合ではしっかりとバウンスバックする(立ち直る)だろう」。

 セルティックスとヒートは、昨季のプレーオフでイースト決勝を争った強敵。厳しい戦いになることは間違いないが、八村には是非ともイースト上位チーム相手にも積極果敢なプレーを見せてほしいところだ。

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