ラメロ・ボールが史上最年少でトリプルダブルを達成!「自分ができることはわかっていた」

史上最年少でトリプルダブルを記録したルーキーのラメロ[写真]=Getty Images

最年少でトリプルダブルを達成し、偉業を成し遂げたラメロ

 1月10日(現地時間9日、日付は以下同)、シャーロット・ホーネッツはアトランタ・ホークスと対戦し、試合の後半から徐々に試合の主導権を握っていったホーネッツが113-105で勝利。テリー・ロジアーが23得点4リバウンド、P.J・ワシントンが22得点7リバウンド6ブロック、ケイレブ・マーティンが15得点、ゴードン・ヘイワードが13得点3アシストを記録した。

 しかしもっとも驚くべきことは、ベンチから出場してトリプルダブルを達成したホーネッツの期待のルーキー、ラメロ・ボールのパフォーマンスだ。交代でコートに立てば、ショートコーナーへダイブしたロジアーの動きを見逃さずに見事なワンハンドパスを披露し、ビハインドザバックでワシントンの3ポイントシュートをアシスト。自らもレイアップやジャンプショット、3ポイントを沈めれば、トランジションでヘイワードのダンクもアシストした。

 こうして優れたコートビジョンとバスケットセンスを存分に見せつけたラメロは、最終的に22得点12リバウンド11アシストをマーク。『Clutch Points』によれば、マーケル・フルツ(オーランド・マジック)が2018年に記録した19歳317日のレコードを塗り替えて、史上最年少でトリプルダブルを記録した選手となった。この偉業にレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)は、自身のインスタライブにて「おめでとう、リトルブラザー」と祝福の言葉を送っている。

「19歳のルーキーが成し遂げたとは思えない」と、驚いているのはホーネッツの指揮官であるジェームズ・ボレーゴHC(ヘッドコーチ)だ。「我々が目にしたものはめったには起きないことだね」とコメントしている。対戦したトレイ・ヤングも「彼はパスができる背の高いポイントガード。リバウンドも取れて、スマートな選手だ。試合を重ねるごとに、もっと自分のやりやすいように戦えるだろうね」と、ラメロのポテンシャルについて言及した。

「人生を生きてきて、自分ができることはわかっていた。だから何かが自分にこう仕向けたわけでもない」と、試合終了後にラメロ本人は今回の記録についてコメント。「達成できるとわかっていたさ」と、揺るぎない自信を言葉にしてみせた。彼はドラフト指名でNBA入りを果たす前からファンから注目されてきたが、こうして1つ己のタレントをリーグ中に見せつけることができたに違いない。

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