1月14日(現地時間13日、日付は以下同)に報じられた4チーム間のトレードで、オールスター選出2度を誇るビクター・オラディポは、約3シーズン所属したインディアナ・ペイサーズを離れて、ヒューストン・ロケッツへと移籍した。
トレードが報じられた後、18日に初めてメディア対応をこなしたオラディポは、トレードを知らされたのは報道される3分前だったと明かすも「ショックではなかった」と振り返っており、早ければ19日のシカゴ・ブルズ戦でロケッツデビューを飾ることが期待されている。
今季ここまで平均20.0得点5.7リバウンド4.2アシスト1.7スティールを残すシューティングガードは「今シーズンの俺のゴールは勝つこと。勝ちまくることだ。ここで自分の持つポテンシャルを最大限に発揮したい」と話す。
ロケッツはここまでウェスタン・カンファレンス13位タイの4勝7敗。だがここからプレーオフ進出圏内まで巻き返すための十分な時間が残されている。オラディポはジョン・ウォールやクリスチャン・ウッド、エリック・ゴードン、PJ・タッカーらと共に主力としてプレーしていくこととなる。
バックコートで新たにコンビを組むウォールとは、イースタン・カンファレンスで何度も対決してきたことがあり、すでに結びつきがあるようだ。「俺は彼が勝ちたいことを知っている。それは俺も同じ。俺たちが(相手チームへ)ダメージを与えていくことを楽しみにしている」と口にした。
今季終了後、制限なしフリーエージェント(FA)となるため、今後の去就が気になるところだが、オラディポは現状についてこう語っていた。
「フィットすればうまくいくだろう。俺がハッピーならね。だけど、これはどうしてもビジネスのプランになってしまう。ビジネス上、全ての面を見ていかなきゃいけない。新たな契約を手にする前に、そうしたことを理解する必要がある」。
攻防両面に秀でた28歳の元オールスターにとって、今季終了後に迎えるFA戦線は、おそらくキャリアの中で最も高額な契約を結ぶチャンスとなるだろう。はたして、オラディポは新天地でどこまで勝利に貢献することができるのか。この男がロケッツでどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、楽しみに待ちたいところだ。