ロバートソン、チェンバレン、ハーデンに次ぐ快記録を残すもチームは敗戦
1月18日(現地時間17日、日付は以下同)に行なわれたシカゴ・ブルズ戦。ダラス・マーベリックスの神童ルカ・ドンチッチはいずれもゲームハイとなる36得点16リバウンド15アシストの大暴れを見せた。
2試合連続、今季4度目のトリプルダブルを達成したドンチッチは、キャリア3年目ながら通算回数で29度目となり、マイケル・ジョーダン(元ブルズほか/28度)を抜き去り、グラント・ヒル(元デトロイト・ピストンズほか/29度)と並んでNBA歴代15位タイへと浮上。
また、NBA史上35得点15リバウンド15アシスト以上のトリプルダブルを達成した選手はこれまで3人のみ。オスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか/5度)、ウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか/1度)、ジェームズ・ハーデン(ブルックリン・ネッツ/1度)のみで、ドンチッチは史上最年少でこのエリートスタッツをたたき出したのである。
だがマブスはティム・ハーダウェイJr.が左鼠径部の張りで欠場したほか、新型コロナウイルスの安全衛生プロトコルによって複数の選手が欠場したこともあり、101-117で敗戦。
「そのスタッツは目を見張るものだ。36、16、15なんて信じられないね。でも勝利を逃して彼が喜ぶことはないだろうね。今、我々はマーベリックスの歴史上で最も困難な7日間を送っている。個人スタッツは印象的だが、我々は試合に勝利するというビジネスをこなしている」。
リック・カーライルHC(ヘッドコーチ)がそう話すと、ドンチッチも「後半、僕のプレーは酷かった。僕に責任がある。前半に30得点していたこともあり、僕はちょっとばかりセルフィッシュになっていた。でも後半はそうじゃなかった。後半にもっといいプレーをしなきゃいけない」と語り、「いくつか打つべきじゃないショットもあった」と悔やんでいた。
マブスではドンチッチのほか、クリスタプス・ポルジンギスが20得点8リバウンド2ブロック、ウィリー・コーリー・スタインが10得点5リバウンド、ジェームズ・ジョンソンが10得点を記録。
対するブルズはラウリー・マルッカネンが29得点10リバウンド、ギャレット・テンプルが21得点、サディアス・ヤングが15得点、オットー・ポーターJr.が14得点、ウェンデル・カーターJr.が12得点7リバウンド5スティール、ザック・ラヴィーンが10得点10アシスト3スティールを残し、連敗を4でストップした。