ケビン・デュラントがネッツに加入したハーデンについて「彼はいわば転校生のような感じで…」

合流してからまだ数試合だが、デュラント(左)とハーデン(右)のコンビネーションに多くの人々が期待している[写真]=Getty Images

アシストでの活躍が輝くハーデン

 今シーズン開幕前からトレードの噂が浮上し、その後ついに希望先のブルックリン・ネッツへと移籍したジェームズ・ハーデン。新天地へと降り立った彼はゲームメーカーとして実力を発揮し、ネッツのジャージを着用し始めてからは6試合で平均23.0得点7.3リバウンド11.3アシストを記録。ケビン・デュラントカイリー・アービングとの共演に、多くの人々が注目しているに違いない。

 そうしたなかで、今季アキレス腱断裂から復帰を果たし、クラッチジャンパーを沈めるなどチームをけん引しているデュラントが、ハーデンの加入について言及したそうだ。『Clutch Points』が報じている。デュラントは「彼はいわば転校生のような感じで、新しいカリキュラムを理解しようとしているところだ」と、ハーデンの現状について説明。「そして新たなチームメートとの連携が上手くいったり、ローテーションが機能するにはまだ時間が必要だ。アグレッシブに得点を重ねたり、パスで仲間を導くためにも時間はかかる」と、語ってみせた。

 ネッツに誕生したこの“ビッグ3”の3人は、言わずと知れたリーグを代表するエリートスコアラーたちだ。アービング(平均28.1得点)とデュラント(平均30.4得点)という驚異的なスコアリングマシーンが存在しており、さらに得点とアシストで平均ダブルダブルを記録しているハーデンが加入。ボールのシェアとケミストリーが課題とされるが、3人とも口をそろえて自己犠牲の重要性を説いている。

 実際1月26日(現地時間25日)のマイアミ・ヒート戦では、デュラントとハーデンが20得点、アービングが16得点とバランスよく得点が取れており、試合も98-85で勝利。ハーデンは出場した6試合すべてにおいて、チーム内でもっとも多くのアシストを記録しており、戦績も4勝2敗を記録。デュラントの言うように、新たな“カリキュラム”に順応しようとしているハーデンは、徐々にその役割を明確なものにしているのかもしれない。

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