ポールこそ今季最多の32得点を奪うも、終盤に競り負けてサンダーに惜敗
「俺たちは…。今いいプレーができていない。自分たちが通用していないと言っているんじゃない。でも今の俺たちは十分なプレーができていない」。
フェニックス・サンズは1月28日(現地時間27日、日付は以下同)に行なわれたオクラホマシティ・サンダー戦を97-102で落とし、今季最長の3連敗。今季最多の32得点に5リバウンド5アシストをマークしたクリス・ポールは試合後にそう語り、悔しさをあらわにした。
第1クォーター終了時にサンズは15点をリードしたが、続く第2クォーターでサンダーに10-28と一気に逆転されてしまう。それでもサンズは接戦へと持ち込み、ポールは昨季所属していた古巣相手に第4クォーターだけで13得点をマークしたものの、チームは最後の6本のショットを連続でミスしてしまい、サンダーが11-2のランで試合を締めくくった。
左ハムストリングを痛めたデビン・ブッカーが2試合連続の欠場となったサンズでは、ポールのほかにジェイ・クラウダーが17得点7リバウンド4アシスト、アブドゥル・ネイダーが12得点。
だがディアンドレ・エイトンはわずか5得点(14リバウンド)、ミケル・ブリッジズとキャメロン・ジョンソンはいずれも8得点以下に終わり、チーム全体でフィールドゴール成功率37.9パーセント(36/95)、3ポイント成功率34.9パーセント(15/43)と不発に。
一方、勝利したサンダーではシェイ・ギルジャス・アレキサンダーが21得点7リバウンド8アシスト2スティール2ブロック、アル・ホーフォードが21得点11リバウンド3スティールをあげたほか、4選手が2ケタ得点を記録。
終盤に競り勝った要因として、ホーフォードは「ディフェンスだ。僕らはメンタル面ですばらしい集中力を維持できた。このチームの皆がこなしていたことがすごくうれしい。勝負どころで相手をストップし続けて、リバウンドを奪うことができたんだ」と語り、チームとしての勝利を喜んだ。
ポールは「自分たちが対決している相手のことをリスペクトしなければいけない。毎試合ね。相手をリスペクトするんだ。俺たちと同じように、相手だってお金をもらって戦っているんだから」と反省し、「俺はこのチームがどうすれば勝てるかを模索しているところなんだ」と胸の内を明かした。
サンズは今季最初の6試合で5勝したものの、ここ10試合では3勝7敗と調子を落としており、ウェスタン・カンファレンス9位の8勝8敗。一方のサンダーは8勝9敗の10位とし、サンズに0.5ゲーム差まで迫っている。