トリスタン・トンプソンが古巣キャブズについて語る「いつかアリーナに…」

今季からセルティックスでプレーするトンプソン[写真]=Getty Images

「いつかアリーナに自分のジャージーが飾られる日が来るといいな」

 昨年のフリーエージェント(FA)戦線で、トリスタン・トンプソンは9シーズン過ごしたクリーブランド・キャバリアーズを離れ、ボストン・セルティックスへと移籍した。

 2011年のドラフト1巡目4位でキャブズから指名されたカナダ出身のビッグマンは、昨季までの9シーズンで計619試合(うち先発は429試合)に出場して平均9.4得点8.7リバウンドを残し、2016年にはレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)やカイリー・アービング(現ブルックリン・ネッツ)らと共にフランチャイズ史上初の優勝に貢献。

 新天地セルティックスで迎えた今季は、ここまで15試合(うち先発は14試合)で平均6.2得点8.6リバウンドを残し、主にペイントエリアで身体を張っている。

 そんななか、1月26日(現地時間25日)に『cleveland.com』へ掲載された記事の中で、トンプソンが古巣キャブズについてこう話していた。

「クリーブランドにいる人たちにとって、俺は(キャブズでプレーしてきた)選手たちの1人に過ぎない。ブルーカーラータイプで、ハードワーカー。毎日仕事をする。予想に反してね。でもあの街の人たちは本物だ。ハードワーカーであり、タフなんだ。俺もあそこでプレーしてきた時はそうだった。彼らが俺のことをそう覚えていてくれるといいね。そしていつか、アリーナに自分のジャージーが飾られる日が来るといいな」。

 屈強な肉体を持つトンプソンは、ペイントエリアにおける肉弾戦にめっぽう強く、リバウンドやディフェンス、スクリーンといった裏方的な役割を黙々とこなし、自身の役割にプライドを持って遂行してきた。

 キャリア10年目をプレーするトンプソンのキャリアはまだまだ続く。29歳のビッグマンが近いうちに現役を引退することは考えにくいものの、いつの日かキャブズ初優勝メンバーの主力として、キャブズ時代に着用していた13番が永久欠番になる可能性はあるのではないだろうか。

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