1月29日(現地時間28日、日付は以下同)にNBAオールスターのファン投票がスタートしてから1週間が経過した2月5日。『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が、NBAとNBA選手会(NBPA)が3月8日にアトランタでオールスターゲームを開催することで合意に達したと報じた。
2020-21レギュラーシーズンは通常の82試合から72試合の短縮となっており、インディアナポリスで開催予定だったオールスターは延期となっていた。だが先月下旬に『ESPN』や『The Athletic』がオールスター開催の可能性について報じており、早ければ5日にその詳細が発表されることになるという。
とはいえ、今季は新型コロナウイルスの感染拡大が収束していない状況でこなしており、すでに20試合以上が延期。NBA側からも代替日程が発表されており、各チームがハードなスケジュールをこなしている。
サクラメント・キングスのディアロン・フォックスは、4日のボストン・セルティックス戦に勝利後、こんな言葉を発していた。
「正直な話、厳しく言うなら、(オールスター開催は)ばかげていると思うね。僕らはマスクをしなきゃいけない。毎試合ね。にもかかわらず、オールスターゲームをやるっていうのかい?」。
試合中、ヘッドコーチ(HC)をはじめとするコーチングスタッフに加え、ベンチにいる選手たちもマスク着用となっているだけに、リーグトップレベルの選手たちがアトランタに集結し、オールスターゲームを開催することで、選手内で感染してしまう可能性があることも否定できない。
ただ、フォックスが「間違いない。お金がこの世界を動かしているのさ。それが現実なんだ」と話していたように、祭典を行なうことで大きな話題となり、世界中から注目を集めることも事実。極上のエンターテインメントを開催できるチャンスがあるならば、感染拡大を最小限に抑えて実行に移すことが得策なのだろう。