2月24日(現地時間23日、日付は以下同)に発表されたオールスターゲームのリザーブメンバーに、デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)の名前はなかった。
昨季ブッカーはデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)が負傷したことで、その代役として初めて球宴の舞台に立ち、第二幕のシーディングゲーム(順位決定戦)ではサンズを8戦無敗へと導き、評価を上げていた。
そして今季、サンズはクリス・ポールやジェイ・クラウダーといった即戦力のベテランをロースターに加え、23日終了時点でウェスタン・カンファレンス4位の20勝10敗。
ブッカーは平均得点こそここ4シーズンで最も低いものの、チームトップの平均24.7得点をマークしており、フィールドゴール50.1パーセントはキャリアハイ。3ポイント38.1パーセントも自己最高レベル。ケガのため4試合を欠場していたものの、オールスターにふさわしいレベルの成績を残していた。
2年連続でリザーブ入りしたポールは、この結果を受けて自身のインスタグラムに「君はオールスターだ」と投稿してエースをフォロー。レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)も「デビン・ブッカーは俺たちのリーグで最も軽視された選手だ!!」と投稿。
ウェスタン・カンファレンスのリザーブ陣(バックコート)はポールのほかにポール・ジョージ(ロサンゼルス・クリッパーズ)、リラード、ドノバン・ミッチェル(ユタ・ジャズ)が選ばれており、激戦区なのは間違いない。もしかすると、ポールとブッカーで票が割れてブッカーが落選したのかもしれない。
一方、イースタン・カンファレンスに目を移してみると、ジェイレン・ブラウン(ボストン・セルティックス)、ザック・ラヴィーン(シカゴ・ブルズ)、ジュリアス・ランドル(ニューヨーク・ニックス)が初選出。
だが4位のインディアナ・ペイサーズ、5位のトロント・ラプターズからオールスター入りした選手は皆無。特にペイサーズのドマンタス・サボニスは、平均21.5得点11.6リバウンド5.7アシストと猛威を振るっているものの選ばれず。サボニスはここまでダブルダブルの回数でリーグ2位の23回をマークしているものの、上位6選手のうちサボニスのみがオールスター入りを逃すこととなった。
もっとも、オールスターのリザーブ投票は各チームのヘッドコーチたちによるものであり、票が分かれてしまい、その中で最も多くの得票数を手にした選手が選ばれている可能性は十分あるだけに、こればかりは仕方ないのではないだろうか。